バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 2019年ベスト3

みなさんにとって2019年はどんな一年でしたか?
私は人生の転機がいろいろありました。後悔していることはないのですが、強いていえばもっと旅行したかったし、もっと仕事したかった!
このふたつがなかなか両立しないのがむずかしいところですねぇ。
毎年のことですが、バイブレーターとはいろんな出会いがありました。BEST3を選ぶのってむずかしいんですよね。
でも今年は、ひとつの傾向、というか自分が求めているものが見えてきたと思っています。

今年のニュースとして「大丸梅田店にラブグッズを販売するショップが出店したこと」は外せないと思っています。
ひとつはラブピースクラブさんによる「MOOND by LPC」。最新の生理用品も充実しています。もうひとつは「iroha」。これまでも各地でポップアップショップを展開してきましたが、常設店はこれがはじめて! TENGAはだいぶ前から阪急メンズ東京に出店していますよね。新しい風が拭いてきたな～と思います。

そこで「iroha RIN plus」!
2018年には初期モデルである「iroha RIN」を年間BEST2に入れていましたね。私がこのモデルを推すのは、ひとえに使いやすさからなのですが、電池式→充電式になったことで、ますますユーザビリティがアップしたと思います。
この商品をオススメするときは、ついローター的な使い方を推しちゃいます。先端の球形部分のやわらかさ、本当に肌への当たりがよくて、するする滑るような愛撫は最高～。

なのですが、ここでは敢えて「挿入感」のよさを主張したいのです。
細身なので挿れるときもスムーズで、スッと奥まで届きます。バイブ初めて女子は安心して使えるし、奥が好きな女子も大満足。膣内で大胆に動かしても痛みがなく快感につながりやすいのも、先端の柔らかさゆえです。

ここのところ、温感バイブの存在をつくづくありがたく感じるんですよねぇ。今年は何かと忙しくて、ゆっくりバイブと遊ぶ時間を取れないことも多かったのですが、温感バイブは短時間でクオリティの高い快感を提供してくれるスグレモノだと思います。

そんなときはなかなかリラックスできなかったり、ストレスのせいで、いつもより濡れにくいんですよ。
でも、温感バイブをまずは外から当てて刺激する……つまりローター的に使うとあたたかさに心がほぐれていくのがわかります。中に挿れたときの、ほっとした感じ。なんていえばいいんでしょうねぇ。子どものとき寒空の下、学校から帰ってきておばあちゃんがあっためておいてくれたコタツに足を入れたときのような、なんだか懐かしい気持ちにすらあるんです(雪国生まれです)。

挿入してぬくもりを感じているだけで、愛液がさらに染み出してくるのがわかります。それだけで満足しちゃうんですよね。イクとかイカないとかではない、満足感があります。
温感機能がついている以外はごくごくスタンダードなバイブというのも、いいんだと思います。
シンプルだからこそ、あたたかさを存分に味わえる。
寒い季節といわず、年中使いたい優秀アイテムです。

ひさしぶりにきましたね～、ピストンバイブ!
膣内の摩擦、奥を突かれる感じ……というとハードな刺激だと思われるかもしれませんし、たしかにピストン系には動きがちょっとワイルドすぎるかな感じるものもあります。挿れる前に動かしてみたらガガガガッッッとめっちゃ早いピストンだと、気持ち的に引きますよねぇ……。

その点、この「Swan Motion」は的確に突くけど、過度ではないんです。ピストンの最遅モードだと、ピコッピコッというユーモラスな動き。「うん、これならイケそう」と確認してからどんどん早くしていく。自分の“気持ちいい”を段階を踏んで探っていけるのがいいんですよね。
「いや～、今夜はあんまり激しすぎるのは……」なんてはじめたのに、気づいたらピストン速度MAXになっていたり(笑)。

サイズ的にも小さいとはいえないので、挿入に時間がかかる人も多いとは思いますが、ゆっくりたっぷりセルフ前戯をしたあとは、奥も感じやす～くなっていますからね。焦る必要のない、時間的に余裕のある夜に、どうぞ。

お気づきでしょうか?
吸引系がひとつもランクインしていない!
いえ、私、吸引系大好きなんですよ。というか欠かせない。クリトリスで確実にイケるグッズとして、日々重宝しています。
でも、いまは「奥でしっかり感じたい」モードなのかもしれません。バイブレーターの本領は、挿入でしっかり快感をもたらすこと。そんな基本を思い出した、2019年でした。
来年も素敵なグッズにたくさん出会えますように。みなさん、よいお年を～!