バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「SVAKOM ANGEL」

最近「フェムテック」という造語をよく見聞きするようになりました。
女性の身体、健康に関わることをサポートしたり解決したりするテクノロジーのことだそうです。生理や妊娠、出産にまつわるものが多いようですが、性に関わるものも注目を集めているのだとか。

当然、ラブグッズもそこに入っているよね!　と思ったのですが、そう考える人とそうでないと考える人の両方がいるようですね。
女性の快感って、いまだちょっと低く見られている感あるなぁ。
テクノロジーの恩恵を受けながら女性が自分自身で快感を獲得していく……それって、QOLをむちゃくちゃ向上させると思うんですけどね!

アメリカのラブグッズブランド・SVAKOMが上陸してきたときは、まだフェムテックなんて知らなかったですが、ユニークなテクノロジーがあれこれ搭載されていて、驚きの連続でした。
たとえば、カメラ付きのバイブとかね。
先端にカメラとライトが搭載されているので、挿入したら膣内の様子を撮影できてそれをPCの画面に映し出せる……っていうアイデアと、それを実現する技術の高さにまず度肝を抜かれました。

まったくの余談ですが、私はそのバイブで初めて自分の“膣内”を見ましたよ。
「内臓だな!」って思いました。それはそれで、深い感慨がありました。 アイデアいっぱい、テクノロジーふんだん。
だからスバコムを試すときはいつもワクワクするんです。
今回はどんなふうに愉しませてくれるんでしょうか?

右上にあるのは、保証期間を示すカード。
これだけ高機能なラブグッズだと、もはや家電ですもんね。保証期間があると安心です。

SVAKOMは、硬めの素材というのも特徴のひとつです。
欧米系のブランドはどこも上質のシリコンを使用していますが、その質感はそれぞれ。
でも固さは総じて、日本人の感覚からすると硬めが多いですね。
例外はドイツのFunFactoryで、もっちりとしたソフトなシリコンです。
私は弾力のある素材が基本は好きです。
なんといっても一番最初にハマッたバイブが「エロティックラバーズ」ですから。
ふわふわ、と形容していいくらいのやわらかさでした。

でも硬質な素材には理由があります。
振動の伝わり方がストレートなんですよね。
やわらかい素材は振動が広がっていく感じがありますが、硬質だとその部分がダイレクトに揺さぶられる感じ。
抽象的なことしかいえなくてごめんなさい(汗。
好みだと思うので、できればどちらも試して「私はこっち!」っていうのを見つけてほしいです。
その日の気分で使い分けるのもいいですね。

さて、テクノロジーを駆使した個性派バイブをたくさんリリースしているSVAKOMですが、この「エンジェル」の特徴は温感機能! ……あれ?　たいしてめずらしくない機能だな、って思いました?
そうなんです、いまではあちこちのブランドが“あったかくなるバイブ”を出しています。
温感機能がついた電マも販売されています。
しかし、この機能の先駆者といえばSVAKOMであることを忘れてはいけません。

私のもとによく寄せられる相談で「バイブが冷たいのがいや」というものがありました。
私自身はそれほどひんやりと感じたことはないのです……、が。
それでも初めてSVAKOMの温感バイブを使ったときは、
「やっぱりバイブはあったかいほうがいいに決まっているよね!」と瞬時に悟りました。
そこから数年、温感バイブは進化しているのでしょうか?

私はTwitterで質問箱をやっているのですが、温感バイブに関しての問い合わせがやはり多いのです。
あたたかくなるバイブ、コンスタントに需要があるのだと感じます。
これからは、この「エンジェル」もがんがん推していきたいですね。
あったかいんです、ほんとうにあったかい。
……って何を当たり前のこといってるんだ! と怒られそうですね(笑)。温感バイブなのですから。

でもお風呂でも“湯加減”ってあるじゃないですか。ちょうどいいのって、なかなかむずかくないですか?
入るときに「うん、いい」と思っても、すぐにぬるく感じてしまったり。
それでいうと、「エンジェル」は挿れた瞬間は「ちょっとアツイかな」と思ったんです。
温感ボタンを押すと約5分間で38℃まであたたまります。
風邪を引いたらそのぐらいの熱を出すことはよくあるし、たいした温度じゃないと思われるかもしれません。
実際、手で触れても「ほんのりあったかいな」というレベル。
これが膣内の粘膜だと感じ方がまったく違うんです。
「うわ、あっつ!」というレベル。
挿れた瞬間はそう思ったのですが、徐々になじんできて「あ～、ちょどい～～」に変わるのです。
なぜかはわかりませんが、特に膣口のあたりがやたらあったかく感じましたね。
とろりと溶けるんじゃないかと思うぐらい。

そこで振動のスイッチをONにすると、至福タイムのはじまりです。
私はよくバイブを自分の手で抜き差ししてピストン運動をするのですが、この温感+振動が気持ちよすぎて、そうするのがもったいない!
これは振動の的確さによるものだとも思います。
先ほど書いたとおり、素材とのマッチングもいいんでしょうね。
本当に細やかな振動なのですが、確実に気持ちよくなれるのです。

振動音……といっても静音設計なのでとても静かなのですが、かすかに音はするものの、バイブ本体はぜんぜんぶれていない。
これ、本当に振動しているの?　という感じですが、私のネイルに着いているチャームに注目してください。しっかり振動しているのがわかりますよね。

振動にじーっと意識を集中していると、バイブがさらに熱を持ったように感じられました。
でもこれは、私の膣内が快感でヒートアップしていたのかも。
バイブが熱いのか、膣が熱いのか、もうその区別もつかないほどの一体感。
激しく抜き差しすれば、確実にイケるバイブです。
それだけのポテンシャルがあります。
でも「イクまではしなくてもいいけど、気持ちよくなりたい。ほっとしてから眠りにつきたい」というときもオススメ。
ゆる～く淡～く気持ちよくなってから寝るの、最高ですよね!

ポーチにしっかり「SVAKOM」って書いてあるの、うれしいポイントです。
バイブに付属しているポーチってわりとどれも似たり寄ったりで、開けてみないとわからない……ということがよくあるんですよ。
しばらくこの「エンジェル」をヘビロテしそうなので、このわかりやすさがありがたいです。