オナホキングダム「発情デルタ」レビュー

どうもご無沙汰しています。せがわPです。半年近くぶりのご案内です。
確か以前の記事では、コロナ禍になって、オナニー需要が高まるとお話ししたように思いますが、コロナ騒動が収まりつつある昨今も、SNSには肌色多めなエロ画像が飛び交い、やはり衣食住に次ぐ、性は生来の欲求なのだなぁと改めて考えています。

2021年のアダルトグッズ業界と言えば、やはりTENGAさんの夏のTENGAロケット打上げ大成功でしょう。
どの業界でも、単一企業さんが宇宙へロケットを打ち上げて、宇宙空間で自社の製品をペイロード(放出)して、地球へ落下してきたところを海上で回収するだなんて前代未聞です。夢を追いかけるアダルトグッズ企業さま、カッコ良すぎです。

コロナ騒動に入ってからテレワークをなさる方もだいぶ増えたと思います。毎朝重たい体を起こして会社へ向かう時間、暗くなってから帰る時間がないというのは、捉え方はそれぞれあれど、有意義に過ごされてる方も多いと推測します。
何が快適かっていつでもシコれる、男女問わずいつでもオナニーできるって環境ですよね。朝起きてコーヒーでも飲んでパソコンに向かって1人思う事はただ1つ、まずは1発抜いてイッて、スッキリしよっかなっていうところじゃないでしょうか。特に朝ですし。

いや、きれいごと抜きにして、このメリットは男女問わずだと思いますよ。
実際1発イッとくと、スッキリしますよね。仕事にも集中できるってモンです。そういったお仕事の合間の気分転換で活用がはかどるアダルトグッズは、使いきりのオナホールやハンディーサイズ、500g程度までのグリップタイプのオナホールではと、勝手に考えています。

紙質、印刷ともにかなりお金がかかっています。2kgのオナホールともなると、手にした時のずっしり感、満足感がすごいです。

そんなフリを出しておきながら本日ご紹介のオナホールは「発情デルタ」です。
結論から言うと、サイズ的にテレワークやお仕事の合間には少々使いにくいです。お仕事が終わった後のご褒美の1発や、週末まったりという活用が狙い目です。

ブリスターはやや薄手ですが、保管ケースとしては充分な耐久性があるでしょう。

素材本体が包まれているビニール由来の押しつけシワがお尻についていますけど、シーツの跡が寝てる間に着いたと脳内変換で捉えればアリです。

キロ単位のオナホールは、お尻のむっちり感がとにかく気持ちいいですね! 造形は申し分ないです。

「発情デルタ」のサイズ感的には中の大、大型オナホールへのエントリーモデルと言えるでしょう。
使用感、ハメ心地は大型オナホールのならではのボリューム、腰や尻をわしづかみにして自然に締め付けてくるハメ感は、実にリアルで楽しいです。床や机に置いて、寝バックのようにガシガシ攻めていけるのは、中～大型オナホールならではの楽しみ方ですね。

1穴に特化したのも英断で、ダントツの締まりの良さと、ハメの安定感があります。
ただ、これくらいのやや大型モデルは気づくとローションが漏れているので、「G PROJECT×ペペ ボトルローション サララ 220ml」のように、ややもっちりしたローションの併用が良いでしょう。

同価格帯、同じ重量規模の対抗モデルとしては「発情ギャルのエンドレスファック」があります。
「発情デルタ」のほうが、断然締まりは良いです。対して「発情ギャルのエンドレスファック」は、2穴で楽しめたり、緩めのハメ感もクセになるので、そのあたりは締まりの具合で選べると思います。どちらも甲乙つけがたし、とてもぜいたくな気分で楽しいです。

特に内部中盤にある突起がカリに引っかかって気持ち良いです。

パッと見2穴対応ですけど、このボリュームであえての1穴モデルというのは英断です。アナルに指が入るサービスもニクい演出です。エロい!

こういった中型～大型オナホールを使用する際にはコンドームの併用をオススメします。決して避妊目的ではなく、目的はメンテナンス性の向上です。
「発情デルタ」のようなやや大柄なモデルは、ローションを使用する時点で一緒にお風呂に入る勢いでバシャバシャ洗うことに変わりはないのですが、避妊具をつけてフィニッシュと、中出しした状態では、洗いやすさや衛生面の維持管理がまったく異なります。

少なからずコンドームをつけた状態でシコれば、残留する精子成分は限りなくゼロになるので、洗い流しやすくなる事はもちろん衛生的にも有効です。
毎日ハメまくるのであればそれほど気にならないと思いますが、キロ単位のオナホはなかなかそうもいかない環境も多いでしょう。

キロ単位のオナホールにもなるとオイルのしみ出し(オイルブリード)が重量に比例して激しくなります。衛生面も含めてパウダーメンテナンスは必須です。あ、保管には100円均一の樹脂ケースが便利ですよ。

おかげさまで半年ぶりくらいに記事とさせていただいてるわけですけれども、1点だけ気になるというか、ここが変わったらアダルトグッズの業界も大きく変わるんだろうなぁと思う点があります。
それはパッケージに会社名や連絡先、お客様窓口等の具体的な責任の所在の記載があるかどうかです。
ぜひアダルトグッズのお店、売り場に行ったら、それらが記載されている商品と、そうでないグッズを探してみてください。決定的な違いに気付くことがあります。

残念ながら「発情デルタ」には、それがありませんでした。
せっかくここまでクオリティを求めて、しっかりと開発なさっているのであれば、メーカー名や企業名をパッケージに、胸を張って印刷すれば良いのにと思ってしまいます。

コロナの状況を通して、消費ニーズや市場観は大きく変わりました。「ジョークグッズ」の枠を脱しない限りは、ジョークグッズのままだと思います。
オナホール、アダルトグッズは日進月歩で進化を続けていますが、そろそろ次のステップ、対外的なサブカル的にも1歩を踏み出す時期なのかなと、コロナで1年半たった今、改めて考えたのでした。

とはいえ「発情デルタ」のようにクオリティの高い2kgクラスのオナホールがこの価格帯で入手できてしまう今の市場、開発力にはただ驚くばかりです。
20～30年くらい前の週刊誌の裏表紙とかで掲載されていた「発情デルタ」クラスのオナホールを買おうとしたら、普通に5万円くらいでしたよ。