「ギャルナースのアソコをイメージした非貫通型オナホール」という、AVの見過ぎで頭がおかしくなった人間が考えたようなコンセプトのオナホがある。それが、「つぶつぶ搾精クリニックギャルシコ病棟」だ。

ギャルナース？　そう聞いて首を傾げたも多いかもしれない。「ナースと言ったら黒髪だろ！清楚だろ！だって白衣の天使って言うし！」と。

かくいう私も最初はそう思った。ナースという響きからはギャルの姿は膨れまない。だが、すぐに考えを改めた。入院した病室にどこういうギャルエロナースが来たらどうだろうか。「ほら採血だよ！　さっさとチンポ出せ！　この変態が！」と怒鳴り散らかしてきたらどうだろうか。最高じゃないか。

失敬。性癖を露出しすぎました。前置きはここまでとし、オナホの紹介に移ろうと思う。

率直に言う。価格はそれなりにするが、所有すべきオナホだと私は感じた。

というのも、この商品の特徴でもある「逆目イボ」が超絶気持ちよかったからだ。一般的なオナホのイボは垂直方向に立っているが、このオナホはそうじゃない。逆方向に向かってイボが立っている。つまり、ティンポを挿れた後、引き抜く際に絡みついてくる、ということだ。これがとてもグッドだった。

そしてこのイボのひとつひとつが少し離れた位置にあり、規則正しく並んでいないのも良い。これによって単調にならず、気持ちよさもものすごく自然になる。

声を大にして言いたいことは、このイボがちょうどいい塩梅の柔らかさなのだ。硬すぎず、柔らかすぎず。勃起した乳首と同じくらいの硬さといえば伝わるだろうか。そのイボを指先でそっといじくるだけでも幸せな気持ちになれるから不思議だ。

イボだけではなく、素材全体がおっぱいのように柔らかい。そのため圧に関してはマイルドで、刺激は弱めといっていい。ゴリゴリした力任せのオナニー好きには不向きだろうが、少し長い時間をかけて楽しみたい派の人には最適だ。

中はただ狭いだけじゃなく、絶妙に湾曲している。この角度が実にいやらしい。ピストンするたびに奥の奥まで引っ掛かってきて、こっちの気持ちいポイントを怖いぐらい攻めてくる。

柔らかく握って高速ピストンすれば、イボのリズム打ちでトランス状態へ向かう。イクときはしっかり握って動かせば、ねっとり絡みつくような密着感に包まれる。そして素材のねっとり感とローションの相性が抜群で、えげつない気持ちさになる。これがギャルか。これがナースか。なんだか納得してしまう。

本体重量は560グラムと、手持ちオナホの中ではなかなかの重量級だ。持った瞬間の「ズシッ」という感触は高級オナホのそれに近い。実際に使ってみるとその重さが心地よく、「ペチン、ペチン」と音を立てて打ち付けているとオナニーを覚えたばかりの猿のように永遠に続けてしまいそうになる。高校生の頃にこれを知らなくてよかったと本気で思うほどだ。

他の特徴としては、ベタつかず、臭いも少なめ。さらに裏返すことも可能で、洗浄も容易だ。これ、見過ごしがちなポイントではあるが、とても大事なことだ。唯一の欠点は忍耐性が乏しいことだろう。中のイボは柔らかく、逆向きでつけられていることは先に述べた。だが、それゆえに何度も使用しているとイボがぼろぼろと取れてしまう。数十回の使用は問題ないだろうが、なるべく優しく扱ってあげる必要があるだろう。

気持ちよさの代償というやつだ。だが、それでもこの価格帯で買えるものとしてはかなり優れている。やばい、もう一回したくなってきたゾ……。