バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ「Womanizer Next Duo ウーマナイザー ネクストデュオ」
(投稿日:2025/12/12)
2025年は主役級のバイブレーターが本当に多かった! 私がいう主役級とは、使う人に何かしらの新しい体験をもたらしてくれるものです。発見がある、といってもいいでしょう。その内容は、「あ、この動き好きかも」でも「私って意外と奥で感じるんだ~」でも、何でもいいのです。
そんなバイブが目白押しだった今年なのに、終盤になって真打ち登場です。吸引系の元祖、Womanizerからだよ!
「Womanizer Next Duo ウーマナイザー ネクストデュオ」を試します
| 本体サイズ | 縦81mm、横56mm、奥行き195mm、重量274g |
|---|---|
| 動力 | USB充電式 |
| 機能 | 振動10パターン/強弱14段階、吸引14段階/深度3段階、防水(IPX7)、メーカー1年保証 |
| 素材・成分 | シリコン、ABS |
| 付属品 | 充電用USBケーブル(Type A)、取扱説明書、専用収納袋 |
Womanizerのパッケージをあけるときは、ワクワクというより、おごそかな気持ちになるんですよね。「今回はどんな新しさを搭載してきたのか、見せていただきますね?」という感じ。
特徴は、商品名にすべて表されています。
・Womanizerの吸技術を進化させた「NEXT」
・Womanizerの挿入系のフラッグシップモデル「DUO2」
が融合しているんです。
まるで、いま勢いのある人気ミュージシャンAと、世界の歌姫Bがコラボしたようなイメージ。それぞれでアリーナを超満員にできるふたりを、一回分のお値段で同時に観れちゃう的なお得感があります。
なんとも贅沢な話です。
といっても、見た目だけでは「DUO2」と差がなくて、どこが変わったのかあまりわからない。
それにしても、こうして横から見ると、どうしても挿入部の角度に目がいきますね。めっちゃ上向き。先端のふっくらした部分と吸引部が、恥骨を挟むような造りになっていることがわかります。
バイブ好きの私は、ついつい挿入部に注目してしまうけど、Womanizerの真骨頂といえば、やはり吸引機能。
Every body is unique」「Find the perfect fit for your pleasure」――「一人ひとりの身体はちがう。あなたにぴったりのプレジャーを見つけて」と素敵なメッセージが書かれたパッケージを開けると、着せ替え用の吸引口が出てきました。そうそう、吸引口のフィット感はとても大事。自分に合うものを見つけたい。
ここであらためて、「NEXT」とはどういうモデルなのかを解説します。
吸引系の代名詞となっているWomanizerですが、その後、たゆまぬ進化をつづけていることは、もっと知られていいと思います。
「吸う」とひと言でいっても、いろんな吸い方がありますよね。「NEXT」についていうと、呼吸するようなやさしさがあります。
このなかに、Womanizerは独自開発のリニアモーターが搭載されていて、「3Dプレジャーエア」を生み出す……などと、むずかしいことは考えなくていいのです。まずは吸引口に親指の原を押し当ててみて! スイッチを入れると、その“弱さ”がわかるはずです。
吸引口が密着すると、やんわりと吸い上げられ、ふっと息をつくようにその吸い上げが弱まる。そのやさしい動きが、くり返されます。いきなり強烈な快感に見舞われることはなくて、むしろ「あれ、ちょっと物足りない?」と思う人もいるでしょう。
でも、目を閉じ、意識をクリトリスに集中していくうちに、そのやさしい刺激がクリトリスの芯に届き、快感を引き出しはじめるのがよくわかります。
「NEXT」の発売時、吸引刺激に“強さ”“速さ”だけでなく、“深さ”が調整できるようになった、と表現されました。「クライマックスコントロール」という機能が用意され、そのボタン(あとで掲載する写真を見てね)を押すと、それまでの吸引パターンはそのままに、深い吸い上げとなるのです。
強く吸われるとは、また違う。クリトリスというごく小さな器官の表面を包みこみ、芯から根こそぎ引っ張り上げられるような、それと同時にやさしく撫でられているような、そんな刺激。たしかに「深い」と感じられます。
「Womanizer Next Duo ウーマナイザー ネクストデュオ」を試しました
ここで、操作についてお話をしますね。DUOシリーズには、「操作がちょっと複雑」という特徴があります。
シンプルに覚えるなら、表が吸引部、裏が挿入部のコントローラーです。
主電源をONにすると両方が作動するので、それぞれボタンを押すことで、好みの強度、パターンに調整していきます。
まあ覚えられなくはないのですが……私、ここはWomanizerさんにお願いしたいと思っています。
「ボタンの数を減らして、もっとシンプルにして!」そして、「もっと押しやすいボタンにして!」
かなり力を込めないと、ボタンを押し込めないんですよね。私のように爪が長い人は、さらに困ります。気持ちいいときに、「パターンを変えてみようかな」とボタンを操作したら、なかなか押せなくて、気持ちよさがちょっと損なわれる……ってあるんですよ。
ブランドとして何かしらのこだわりがあるのだと思いますが、使い勝手は快感を大きく左右しうるものです。ぜひご一考をお願いしたい!!!(←ドイツに届け~)。
さ、気を取り直して、挿入部のお話をしましょう。
「DUO」とは、Womanizerがはじめての挿入グッズとしてリリースしたシリーズです。
挿入部、大きい!……いえ、最大直径3.4㎝というのは、太いとはいえないサイズ感。なのにそう思ってしまうのは、この堂々たる存在感が理由でしょうか。
吸引部と挿入部が一体化したハイブリッドタイプは、どちらかがメインになりがちなのですが、そこはフラッグシップモデル同士の融合。「ネクスト」がいかに優秀だろうと、引けを取りません。
昨今は“タッピング機能”つまり“軽く叩く”動作を繰り出すローター、バイブが増えています。この挿入部は、全体でタッピングするような動きなんですよ。腟内では、くっきりとした振動として感知されます。
しかも先述したように、ぐいっと上向きになっている点については、なんぼでもアツく語りたい。これは、Gスポットを中と外から挟み撃ちするための設計です。
クリトリスが、体表に見えている小さな突起(陰核亀頭)だけでないというのは、この連載でも再三お伝えしていること。そこから2本の脚(陰核海綿体)が伸びて、腟の外側に接しています。これこそが“Gスポット”といわれるものなのだろうといわれています。
吸引部で陰核亀頭をていねいに刺激し、腟の内側から陰核海綿体を軽く叩くように愛撫する。中と外両側からの刺激は、2倍になるんじゃなくて、2乗、3乗……と気持ちよさが増していくと感じます。
恥骨ごと揺らされている感じもあり、その気持ちよさが下半身全体をしびれさせていくのも、ネクスト✕デュオの融合だからこそもたらされる快感のはず。
たしかにお値段は張ります。でもこれ、一度買えば向こう5年は愉しめそう。損はないと思います。
レビュー商品
| レビュー項目 | 点数 |
|---|---|
| コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
| 形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
5.0 |
| 動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
5.0 |
| 使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
5.0 |
| 静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
4.0 |












