今回の記事は、ジェームズ・ブラウンの「Sex Machine」をYouTubeで流しながら書いています。歌い手やタイトルは知らなくとも、「ゲロッパ！」というフレーズを聴けば、誰もが「知ってる知ってる～」となる、あの名曲。

だって紹介する「潮姫 1本型ピストンバイブ」が、見るからにセックスマシーンなんですもん。

Sex Machineを直訳すれば、「性の機械」となり、「性行為において機械のように力強く、持続的に動く存在」という意味があるようです。例の名曲は、セックスについて歌っているというより、「ダンスフロアで機械のようにノリつづけろ！」「止まらずにグルーヴに乗れ!!」ということなのだとか。へー、知らなかった。

実際にセックスにおいて「機械のように動く」って不可能ですよね。こちとら、生身の人間。男性の腰の動きだってそうはできないし、女性にしても同じこと。たとえば「ずーっとこのリズムと強さでフェラして」とリクエストされたら、私は、無理無理～！としかリアクションできません。

でも、気持ちいいとき、もっと言うと「このまま刺激されたらイケそう」ってときは、動きや強さを変えず、ただひたすらその動きをつづけてほしいものです。だって、“その動き”が気持ちいいわけだから。なのにリズムや強さが変わったら、まったく別モノになっちゃうから。

だから、この「潮姫」のようなバイブが生まれたんだと思います。

サイズ、形違いの2種のバイブが付属していて、付け替えて遊べます。手の大きさと比べて見るとおわかりいただけると思いますが、左はミドルサイズ、右はビッグサイズといったところです。

コントロール部分も、マークを見ればひと目で機能がわかるので、とても親切です。セックスマシーンなんていうと、たいそうハードなバイブに思われそうですが、実はユーザーにやさしい設計なのですね。

お気づきと思いますが、このバイブ、あたたかくなります。これもまた、ハードだけじゃないんだぜ、という主張が聞こえてくるよう。私は温感機能は常に大歓迎です！　あたたかいほうが粘膜になじんで、挿入しやすくなりますもんね。

使い方はむずかしくないので、まずは身体で試してみるのがいちばんだと思います。さっそく使ってみましょう。

みなさん気になるのは、ピストンの具合ですよね。

思わずビビってしまう人もいると思います。何を隠そう、私も一瞬ひるみました。「これを受け止めろというのか……？」という気持ちです。スピードが速いうえに、とてもパワフル。気持ちがもう圧倒されてしまったのです。

と、正直に書けるのは、実際に挿れてみた後、これが意外とイケる！と思えたからです。

もちろん、ビギナー女子にはオススメしません。ピストンバイブを一度も使ったことがない女性にも。

私は挿入し、このピスン運動を受け止めながら思いました。

やさしくて、ていねいな刺激じゃ物足りないってときはありませんか？　強烈な愛撫で一気に快感の高みにさらわれて、頭のなかを真っ白にしたい夜、ありますよね？

バイブに慣れている女子だって、ハードな刺激をいつも欲しているとはかぎりません。その先に待っている強いエクスタシーやオーガズムで、ヘトヘトになることもあるからです。そこまでイキたいわけじゃない、軽く達して、さっと寝たい……気持ちわかります。

そんなオーガズムに慣れていると、強烈なものを求めるときも、どこかでブレーキがかかってしまうこと、あると思うんです。そんなときには、強引な刺激でブレーキを壊してしまうのが、いちばんです。

より大きなバイブに付け替えてみました。が、大きいから刺激が強い、小さいから弱いというわけではないんですよね。

大きいほうは、凹凸が少ないぶんピストンがなめらかだと感じます。長さもあるので、“奥を突かれている”感がより強くなる。

小さいほうは、表面にヒダのような凹凸が施されていますよね。これは摩擦を愉しむためのものです。

どちらがいいか……これはもう、好みや気分としかいえません。まずは両方を使って、違いを体感してほしいです。

まさに、セックスマシーン。ピストンスピード、振動パターンともに７段階で調整できますが、「コレならイケる！」という組み合わせが見つかれば、あとはひたすら身を任せるだけです。

途中で力加減やリズムが変わることはありません。あなたがイクまで、ただただその動きをつづけてくれます。

これこそが、グッズの存在意義だと私は思っています。

さて、こんなものも付属されています。本体に取り付けると、吸盤で本体を固定できます。

角度は自在に変えられるので、ハンズフリーで使いたい派の人にはよさそうです。

潮姫という名に似つかわしくない、このセックスマシーン。はっきり言ってしまうと、いまの主流からは外れています。でも、このレベルの刺激を求める人は確実にいる、と思うのです。私は大いに支持します。