バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ「LOVENSE Gravity ラブンス グラビティ」
(投稿日:2025/11/7)
はじめましてのグッズブランドを使うときは、背景をネットで調べます。
主に本国のサイトやInstagramを見るのですが、英語すらニガテな日本語オンリー話者の私でも、サイトやSNS投稿を見ていると、ブランドの雰囲気が感じれます。
「ラブンス」はシンガポール発のブランドで、2020年には日本に上陸しているのに、私は今回が初なのですよね。
おもしろのは、Wikipediaに載っていたことです。あんまりないですよね、ラブグッズブランドがWikiに載ってるって。
「創設者が遠距離恋愛をしていた2009年に設立され」「当時はテレディルドニクスへの関心が高まっていた時期」……ん? テレディルドニクスとは何???
調べてみたら、「遠隔操作のセックストイ」という意味でした。なるほど~。日本語だと「リモバイ」みたいなことかな(違うか?)。
今回紹介するのは、そんなラブンスの「グラビティ」です。
「LOVENSE Gravity ラブンス グラビティ」を試します
| 本体サイズ | 全長259mm、挿入長130mm、最大径37mm、吸盤直径76mm |
|---|---|
| 動力 | USB充電式 |
| 機能 | 振動7パターン、ピストン7パターン、遠隔(範囲13m)、生活防水(IPX6)、メーカー1年保証 |
| 素材・成分 | シリコン、ABS |
| 付属品 | 充電用USBケーブル(Type A)、取扱説明書、専用収納袋、台座 |
前置きが長くなってしまいましたね。
「ラブンス」はアイテム数がとても多くて、初級者向け~上級者向けまで幅広いですが、サイズからしてこれはあきらかに上級者向け。手で持つと、ずっしりした重さを感じます。
見事なまでに真っ直ぐ~。素材は、肌に吸い付くようなマットな質感です。
私が真っ先に気になったのは、この部分です。
説明書を読まなくても、ひと目でわかる。ここが伸び縮みするのでしょう。つまり、ピストン系バイブということ!
このバイブの雰囲気に、私はなつかしさを覚えました。
というのも、いまの形のピストンバイブが世に出はじめたころって、総じてこのぐらいのサイズだったんですよ。振動に加えて“奥を突く”という動作をくり出すには、それ相応の大きさのメカニックを積まなければならなかったのでしょう。
当時はほとんどがヨーロッパブランドだったというのもあり、日本人のTHE平均体験な私は、見た瞬間、「うっ、大きいぞ…」と思ったものです。
でもそこで引き下がれないのが、バイブコレクター。入念に準備をして迎え入れた後、ピストン機能を余すことなく愉しんで、大満足いたしました。
その後、同じブランドから、ひと回り小さいサイズが出たのですが、「アジア市場に向けて」とあったので、やっぱりアジア人には大きすぎるって声が多かったのでしょう。
現在は、ピストンバイブも多様化して、ずいぶん小さいサイズも少なくありません。
ビッグサイズ✕ピストンというだけで、かなり盛りだくさんな感じがありますが、ほかにも仕掛けは盛りだくさんです。
吸盤が同梱されています。底部を付け替えると、床に固定できて、遊びの幅が広がる!
冒頭で、この「ラブンス」というブランドは、テレディルドニクスへの関心が高まっている時期に誕生したと書きました。
世界的にそんなトレンドがあったなんて、知らなかったな~。でもたしかに、アプリを操作することで、遠く離れた場所からバイブを操作できる機能って、かなり前からありましたね。
この「グラビティ」にも、その機能が盛り込まれています。まずは、パッケージにあるQRコードからアプリをダウンロードします。バイブ本体の電源を入れ、両者を接続させます。
そしたら、「ソロで遊ぶ」か「誰かとお愉しみ」か「誰かとオンラインでつながるか」って選択肢が出てきたから、迷わず「ソロ」を選んだよね。
では、ひさしぶりのハード系バイブ、試してみましょう!
「LOVENSE Gravity ラブンス グラビティ」を試しました
操作はとてもシンプルです。たいていの人はまず、振動オンリーで使うと思います。
スイッチをONにしてすぐ、私は「あれ、これって電マだっけ!?」と軽く混乱しました。そのくらいの、重厚感のある振動です。
セルフ前戯では、いきなりクリトリスなどをピンポイントで狙うのではなく、広い範囲を刺激したいですね。バイブをデリケートゾーンのIラインに添わせると、全体がずーんッと振動に包まれます。
そう、包まれるって感じなの。振動が面として広がっていくから。
最大直径は3.7cmですが、体感ではもっと大きく感じます。先細りの形状ではなく、全体的にむっちりしているので、そう感じるのかもしれません。
これを挿れるには、セルフ前戯をしっかりすることです。そして、焦らないこと。時間はいくらかかってもいいんです。
ピストン機能をONにするのは、奥まで届いてからにしましょう。
蛇腹部分が伸び縮みすることによってピストン運動を生み出しますが、ストロークも長く、パワフルです。この動きから、「確実に奥を突く」という意志を感じられます。
振動+ピストンにするか、ピストン運動オンリーにするかは、好みとしか言えませんが、私は断然、振動+ピストン派です。
粘膜を揺らしながら、奥に進み、最奥を突く……バイブを挿れておくだけで、この2ステップが実現するんです。自分の手で動かしたりしなくていい。ただ、快感に集中すればいいだけです。
ここで、ぜひとも利用してほしいのが、アプリによるリモコン機能です。カップルで使うものじゃないの?と思われるかもしれませんが、これはソロでも使わなきゃ損だと思っています。
まず、振動の強さとピストンの速度を、無段階で細やかに調整できるのですが、これ、最高です。
本体のスイッチで調整する以上に、細やかなカスタマイズができるからです。特に、ピストンスピード。
さっきの動画は、7パターンあるうち、もっともゆったりしたスピードなのですが、アプリのリモコンだと、これをさらにゆったりスピードにできるのです。
ピストンバイブ初体験というビギナーさんは、最大限のゆったりスピードからはじめたほうがいいと思うし、慣れている人にとっても、この「焦らされてる!」って感じがたまりません。腟ひだを押し広げるようにして、奥に進んでいくのがわかります。
面白いのが、振動強度✕ピストンスピードのさまざまなパターンが共有されていて、これがなんと、アプリに登録している別のユーザーが作ったもの、という点。タップすれば、自分の手元にあるバイブがそのとおりに動いてくれるんです。
自分で作ったパターンだと次の動きが予測できるけど、人が作ったものだとそれがなく、意外な展開に驚いちゃう。
これはユニークだなぁ。気に入ったものには、ハートマークをタップして「いいね」を伝えました。どこのどなたか知らない人と、「これいいじゃん!?」って共感した気分です。
吸盤については、今回試すことができませんでした。これを使用したプレイは、床に固定しての騎乗位か、壁に固定してのバックになると思うのですが、いかんせん私にはそのプレイをするための筋力がないのです。
特に騎乗位。スクワットのような動きになるじゃないですか。それとも、筋力なくても愉しむ方法ありますかね? また時間をかけて探求したいと思います。
最終的な感想は、「大きさにひるまず、受け入れた者勝ち!」です。一度受け入れることができたら、その先にはめっちゃ楽しい体験が待っています。
レビュー商品
| レビュー項目 | 点数 |
|---|---|
| コスパ コストパフォーマンスです。 |
4.0 |
| 形状・素材 女性に優しい形状か、身体に安全な素材かを評価します。 |
4.0 |
| 動き 快感を上昇させる動きかを評価します。 |
5.0 |
| 使いやすさ お手入れのしやすさを含めた評価です。 |
5.0 |
| 静音性 振動の強さをMAXにした時の大きさです。 |
4.0 |












