バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「Satisfyer Vibes Magic Bunny」

今年の梅雨は、東京でも強い雨が多いなと感じています。各地で水害も起きるほどの大雨が続いています。被災されたみなさんのご無事といち早くもとの生活を取り戻せることを祈るばかりです。

雨の日の外出は苦手です。傘はもう折りたたみしか持たないことにしました。長傘は、買ったその日に失くしたことが何度あるやらという感じなので、生涯買わないでしょう。おまけに、今年はマスク着用です。ということで、いまだひとりで不要不急の外出を避け、引きこもりがちな私です。

ドイツブランドのサティスファイヤー製。ここ、本当にアイテム数が多いです!
スタンダードから、ちょっと変わり種まで、ずらりとそろっていますが、すべて「サティスファイヤー」らしさがあると感じます。今回は、スタンダードな一本。

いきなりディテールの話からして恐縮ですが、ここ、外せないんですよ。
もう一度言いますが、サティスファイヤーは「レイヨン スイート」のようなユニークアイテムや、「ワンナイトスタンド」のような実験的ともいえるアイテムを世に送り出しています。
いま一番、新しいアイデアを繰り出しているブランドといえるのではないでしょうか。

けれど、私はサティスファイヤーの真価は、スタンダード系のバイブにこそ表れているんじゃないかと思うんですよ。
シンプルデザインのなかに詰め込まれた、技術と使いやすさ。
この輪っか状の持ち手も、そのひとつです。

小回りがきくと同時に安定感があるので、操作のしやすさは抜群です。
主に、女性ひとりで使うときに役立ちますね。

自分で測って見たところ、クリバイブの根本までだいたい9cmくらい。
日本人女性の腟の長さは8～10cmといわれているので、ちょうどすっぽり収まるサイズ!
ドイツブランドは全体的に大きめが多いですが、こうした短めタイプも用意されているので、バリエーションが豊富だと感じます。

初心者ならもうひと回り小さめがいいと思うけど、バイブに慣れてきて「そろそろ次の一本を」と思っている人には、オススメしやすいサイズ感ですね。

大きくもなく小さくもなく、でもちょっと変わった形。
サヤに1粒だけ入った枝豆みたいな?
ぷっくりふくらんでいるのが特徴です。

サティスファイヤーは海外ブランドの中でも、かなりお財布にやさしい価格帯です。
かといって、品質が悪いということはないので、コスパ高いな～といつも思っています。
ユニークな形のものって特に、高額で買うとなると勇気がいりますよね。
それがサティスファイヤーなら、たまには冒険してもいいなぁというお値段。
今回のバイブは、同ブランドの中でもハイエンドな部類に入ります。それでも、6,000円以下!

肌や粘膜が吸い付くかのようなマットなシリコン製。
この上質感でこのお値段ってかなりお得だと思うんです。

短めで、やや寸胴なシルエットに見えるこのバイブ。
最大直径は3.2cmなのでミドルサイズの範疇ですが、実際に挿入するときに「あれ、思ったより大きいぞ……」と感じました。

数字だけでは、太いか細いか判断できないのがバイブのむずかしいところ。
でも数字を知っていると、「3.2cmなら無茶な太さではないから、ゆっくり時間をかければ大丈夫」と発想を切り替えることはできます。
私の場合は、3.8cmくらいから「これはかなり大きいので心してかかろう」と思いますね。
受け入れるときの気持ちのあり方、結構影響します。

先ほどお話ししたとおりマットな質感のシリコンが使われているので、滑りはそれほどよくないです。
ウォーターベースの、伸びがいい潤滑剤を使うことをおすすめします。
バイブの先っぽに1～2滴垂らすだけで、挿入しやすさが大きく変わりますよ!

挿入してから、スイッチをON!
これは、うれしい裏切りです。
いかにもスタンダードなバイブから繰り出されているとは思えないほどの、重々しい振動!

ただ振動が強いだけとも違います。
そういったものはビリビリして、性感にはつながりにくいところがありますが、これは重いのに細かい振動なのです。
本体を手にしたときにずっしりとした重量は感じませんでした。
どちらかというと小ぶりなボディなのに、一切ブレることなく、ヘビーな振動で腟から子宮にかけてを揺さぶるのだから驚きです。

「ほ、骨に来る……!」
と思いましたね。
恥骨、骨盤の内側に重低音を響かせるスピーカーが埋め込まれた感じ。
身体の血液が、下半身に集まっているんじゃないかと思うくらい、強烈な刺激なんです。

瞬時に意識が飛びそうになったけれど、なんとか持ち直して、その振動を味わいます。
ビリビリした振動では得られない、身体の中心部から快感が広がっていくような感覚。
これは、いままでに体験したことがない!
夢中になりましたね。

振動を強めていくと、受け止め切れないほどの強振動に……腟内で震えているせいか、そんじょそこらの電マよりも強く感じます。
人によってはとてつもなく強烈な快感となるでしょうけれど、私はギブアップ。
下から2番目の強さの振動でも、骨を通して全体に快感が広がっていく感じを十分すぎるほど愉しめます。

こう見ても、あんまり強い振動には見えないと思うんですよ。
それは、本体のブレが少ないからです。
でも中に入れるとヘビーな快感を引き出してくれる……サティスファイヤーの技術の高さを感じます。

その振動は、クリバイブも同様です。ボディが短めなので、おそらくほとんどの女性のクリトリスにフィットしてくれるでしょう。
クリを軽く圧迫するようなフィット感。
その状態で振動刺激されると、あ～、これはもうダメですね。イクのを我慢するので精いっぱいになります。

考えてみると挿入時は、腟内のサオと外のクリバイブの両方からヘビーな振動が届くわけです。これは恥骨、もう逃れようがないですね。
最後はクリでイキなのか、Gスポットイキなのか、ポルチオイキなのか……それとも恥骨イキ(?)なのか……わけがわからなくなります。
ひさしぶりに息が上がるくらいのオーガズムでした。
深く、激しくイキたい日におすすめです。