くーりーの性癖トークをしましょう「Liebe Seele Wine Red リーベゼーレ ワインレッド 首輪＆手枷」レビュー

やあ皆さん、楽しく性癖トークしていますか？

今回ご紹介するのは、「Liebe Seele（リーベゼーレ）」という日本のBDSMグッズブランドです。こちらはSM業界に17年ほど従事したのち2016年に設立した会社のブランドだそうで、SM道具を扱う人々からの「こういうものが欲しい！」という声が存分に織り込まれた商品ばかりなのではないか？と思う。私は「首輪」と「手枷」を入手したのだけど、やはり「足枷」や「目隠し」も欲しくなるね～！これくらい持ってればいいでしょ！という思い込みをどんどん超えてしまうのがSM道具の奥深さかもしれない……。

男性のアナル責めを始めた頃は、肛門ほぐしの感触を覚えながら「いかに痛みや違和感なく挿入を達成できるか」に注力していたので、相手がリラックスしていればいるほど良いと思っていた。どうかマグロでいてくれ……！と、願ったくらい。

「お尻の穴の潤滑剤が不足してはいないか」、「注ぎ足しはどのタイミングでやるか」、「良いポイントに当たっているか」などＭ男の様子を観察するのが精一杯で、他の道具を取り入れる余裕はなかったんだよね。……けれど、だんだんこう思うようになったのよ。「マッサージ的な気持ちよさが訪れているだけで恍惚の域にはまだ程遠いんじゃないか？」って。

しかも私の行動って、「ローション付ける！」「穴ほぐす！」「指入れる！」「アナルほぐす！ほぐす！ほぐす！」「前立腺を責める！」というふうにぶつ切りな感じがすごくて、スムーズさに欠けるのよね。どうも色気がない。いかにも実験っぽいというか、起こっていることが機械的で人の心がないみたい（言いすぎ）。私自身は興奮しているのだけど、相手の没入感は浅いような気がする。もっと流れるような動きで、身もだえするような状態にはできないだろうか――？

あれこれ悩んだのち、ひとまず風俗業界のプロによる性感講習を受けに行くことにした（唐突）。オイルマッサージや局部の性感スキルを磨くものではなく、相手への接し方から身体の使い方までをトータルでみていく「体術」のようなものに近い。講師は、アナル責めやＳＭプレイも得意とする受け責め両刀の男性だったので、性別を問わず「興奮や感度アップにつながるポイント」を教えてもらったりしたよ！そして、受講していた他の生徒さんの意見も聞きながら数々のヒントを得て（これもかなり有意義でした）、改めて個人的に導入してみたいと思ったのが拘束グッズなのである……！

他にも、女性である自分よりも体格の大きい男性を相手にする時もう少し征服感を出したいとか、相手も「包まれたい、囚われたい」と願っている様子だとか、どうやら身動きとれないよう拘束されながらのほうがわくわくするらしいとか、お互いが求めていることのすり合わせをした結果でもある。

ここで自然と思い浮かんだのが「Liebe Seele（リーベゼーレ）」だった。なぜかというと、SMプレイを扱うプロの方で、そのブランドを活用しているのをSNSで見たことがあったからだ。あと、自分自身もアイテムを手に取ってみたことがあり、かっこいいなあと思っていたんだよね～！

使用感が分からない状態で他人に使うのはちょっと不安があるので、相手に「大丈夫だよ」と言えるようにするためにも私はまず自分でいろいろと試してみる派。というわけで、ひとまず首輪と手枷を付けたまま自宅で1時間ほど過ごしてみたよ！

首輪も手枷も、かなり鼻を近づければ本革（牛革）のかおりが多少するかなというくらい。ほのかでもちゃんと嗅覚に訴えてくるあたり、本物っぽくていいなと思いました。プレイをせずただ着用しているぶんにはにおいが衣類にうつることはなさそう。私はすごく好き。

「枷（かせ）」が付与されているとはっきり分かる重量感。でも、重たすぎてつらくなったり不安になるようなものではないと思う。手枷は右手と左手それぞれを個別に拘束したのち、追加で両腕をつなぐためのチェーンが付属されている。首輪にはリードを付けて引っ張ることができる。「足枷」「太もも枷」など他のアイテムもあれば、接続する組み合わせを変えて拘束感の違いを楽しむこともできそう。

梱包用の箱は、硬くて大きめ。アイテム全体を保護するために必要なサイズと硬さだ思うが、配送時のポスト投函や宅配ボックスの使用は個数によっては難しそう。何点かまとめて欲しくなると思うので配達場所をどうするか留意しておきたい。

本革なのでなんとも言えない高級感がある！自然な光沢があり落ち着いた色味。ビビッドで派手な雰囲気はないけれど、シックさに本格的なオーラがあって良いと思う。使い込むまでは革が硬めだと感じる人もいるかもしれないが、お手入れをしながら育てていきたくなる。チェーンがどこかにぶつかる時の音が好き。

チェーンが頑丈なのでちょっとやそっとでは外れにくいのが助かる。抵抗するように激しく動くプレイを楽しんでも「首輪」や「手枷」本体はあまり問題ない。操作性が良いぶん好きに動かしてみたくなるかもしれないが、ぐいっと引っ張り続けることで血流を止めてしまう場合があるので手や足の色が真っ青になっていないか注意してほしい。

内側（裏地）がクッションのようになっていて、指で触ってみても実際に巻き付けてみても分かるくらい柔らかい。嫌な締め付け感がないと思う。1時間ほど装着をしてあっちこっち動いてみたが、皮膚や関節の痛みは起こらなかった（汗はかいた）。

素材に守られており装着の跡が残りにくい感じ。首輪・手枷以外の拘束具（足枷・太もも枷）を購入すればさまざまな部位にチェーンを接続することができるので、全種類あってもいいなあと思う。

使用するごと、お手入れするごとに徐々に馴染んで相手にフィットしていく過程を楽しみたい。そういう意味で、特定のМ男専用の拘束具があってもいいなあと妄想中。ベルトの穴と穴の間隔がわりとタイトなのでサイズの微調整がしやすいかも。

特に首輪は、フィットさせるとその装着感だけでも「うっ」と窮屈になるが、ゆるくすればさほど気にならない。穴を1つズラすかどうかくらいでは極端な変化がないので、呼吸管理をしたい・されたい人には使いやすいかも。

どのタイミングから拘束具を取り入れるかによってムードや展開が変わると思うので、「使うかも、使わないかも、今日はどっちかな～」と焦らしながら遊んでいけるようにしたい。

水分を含まない乾燥したやわらかい布で表面のほこりなどをきれいに取り除く。こまめなお手入れがとてもおすすめ。これによって革製品は油分が染み出して光沢が増すので、より一層表面の保護がされやすくなる。愛着がわくね！

使用中などに革が水分で濡れてしまったら、なるべく早く乾いたやわらかい布で拭き取ってね。その後、日光にはあてず陰干しで乾燥させよう。日光は変色や変形の原因になるので注意してね！水分以外の汚れが付着した場合は、レザー専用のケア商品（布やブラシ）を使ってそれらを落としてから同じように乾燥させよう。

収納する時は通気性の良い入れ物にしまって、日の当たらない風通しの良い場所で保管するようにしてね。Liebe Seeleの商品箱に備え付けの包装紙があるので（アイテムを包んでいたもの）、それを再利用するのもグッド！