オナホキングダム 「彼女のアソコは二度美味しい!」レビュー

みなさんこんにちはせがわPです。 いきなりですが、オナホール売り場を訪れた方であれば、1度は写真のような、アニメや漫画のキャラクターをリスペクトしたオナホールのパッケージをご覧になったことがあるのではないでしょうか。

いくらアッカーマンさんでもモロ出しはあかんでほんまに! 思わず関西弁になるほどの衝撃・チン撃の巨乳から、いろんな意味のソロプレイヤーに向けた美少女の結城さんまで大活躍! Tamatoysさんの商品パッケージ。

軽音部のあんずにゃんと秋山みーこさんです。 こうして世間にも親しみやすいパッケージをもって、アングラ色の強かったオナホール売り場を、ここまで華やかにカジュアルに盛り上げられているパイオニアの一翼として、Tamatoysさんを忘れてはいけません。

スクールアイドルのプッシーズまでオナホール業界へ参戦です! 理事長の娘、ひよこちゃんに和菓子屋の長女・ほのりちゃん。 劇中のキャラクターを彷彿とさせる「親しみやすさ」が、そのままオナホデビューのきっかけになったという方も少なくないと思います。

秋葉原を舞台に幾多の世界線をまたぐ彼女たちもオナホールになっています。 パッケージはこのままお部屋に飾ってあっても萌えでエル・プシィ・コングルゥ。

魔法少女だってこのとおり! Tamatoysさんにかかれば、2次元世界と現実の快感だって契約してくれるのです。 夢も、快感も、あるんだよ!

こういったキャラクターをモチーフとしたパッケージをリリースされているのは、大半がTamatoysさんというメーカー製のオナホールとなっています。

今でこそ美少女イラストや萌え萌えなパッケージで、老若問わず、さらなる快感を求めてオナニーを嗜好するべく、カジュアルでスタイリッシュに賑わっているアダルトグッズのお店売り場ですが。 Tamatoysさんのように、一般ウケするようなパッケージが登場する前は、それはもう昭和のかほり漂う名雑誌「エロトピア」や「漫画ローレンス」の背表紙に掲載されているような、艶かしい世界感満載のアダルトグッズ売り場でした。 それこそ大人のおもちゃ的なお店に入るだけでも、勇気が求められるような佇まいだったのです。 (余談ですがエロトピアは、1990年前後から遊人先生が表紙イラストを描かれています)

そんな現代のアダルトグッズ売り場の煌めき、華やかさを支えていらっしゃるTamatoysさんのラインナップの中でも、あまりにどストライクなパッケージがありまして思わず手に取ってみました。

思わずパッケージを舐めてしまいそうになるほど、素晴らしい存在感です。

1粒で2度美味しいっていうのはまさにこのことで、オナホールに前後の挿入口と内部構造が再現されています。 中価格帯1つ分のお値段で、2パターン楽しめるのはやはりウキウキしますし、パッケージのかわいさも相まって、売り場でもパッと衝動的に手が伸びます。

「どっちに挿れてもいいよ……!」なんと甘美な響きとカンペキすぎるポージングと構図でしょうか。 だけどアナルに挿れるなら、ちゃんと洗浄してあるかな? なんてあまりに興ざめでつまらないことを考えるせがわPでした。 イラストのようなかわいい女の子なら、洗っていないこともステータスになり得るのでしょうか。

ローションはかわいいパッケージで2パターン付属しています。 洗い不要ローションは粘度が低いゼリー状、ピュアローションはトロッとネバネバの液状です。 ピュアの方は「うぶじる」に極めて近い特性でした。

パッケージだけでもずっと眺めていたくなるような2穴オナホール「彼女のアソコは二度美味しい!」ですが……。 しかしッ!? 今回のオナホールは個体的にハズレを引いてしまったのでしょうか。

クリア樹脂であるはずなのに、最初からどこかくすんだカラーリングの本体です。 おそらく製造工場にて樹脂の原料缶を開封して時間がたってしまい、空気中の色素や、他の素材の色素を吸着してしまったのではないかと推測しています。 大半のオナホールの素材となっているエラストマーは、大変デリケートな樹脂素材です。

本体底部の様子です。 このとおり内部構造と本体底部の樹脂が薄いだけでなく、そこに無数の気泡が入っているので、見るからに寿命は短めです。 実際に使用していて3回目で(3回ともせっかくなので2穴同時使用)、底部に穴が空いてしまいました。

そもそもオナホール1つ分のボリュームに2つの挿入口と内部構造を持たせてしまうので、樹脂の肉厚が薄くなり、寿命は短めのオナホールかな?と思っていましたが、思わぬ観点からの弱さを発見してしまうのでした。 成形樹脂に気泡が入る要因としてはいくつかあるのですが、1番大きなポイントとしては、樹脂の原料が空気中にさらされ湿気を含んでしまったことにあります。 なにぶんTamatoysさんはリリース商品の幅も広く、きっと大量生産なので、ある程度は仕方ないとは思いますが……。

本体をグッと握ってみたサイドビューです。 サイドもまた気泡だらけで&やはりハズレをひいてしまったのか、内部構造の中心軸がずれていたので、サイドの部分もあと1～2回の使用で亀裂が入り裂けてくるでしょう。

というわけで使用3回で壊れてしまった「彼女のアソコは二度美味しい!」でしたが、使い心地としては大変贅沢なものでした。 前の穴に入れながら、アナルに指を突っ込んでかき混ぜてみたり、アナルに入れながら手マンをしてみたりと、ご子息のみならず、手指の触覚でも楽しめるマルチプレイなオナホールです。

試す前に破損してしまったのですが、ローターやスイング機構を搭載したバイブをアナルに入れてバイブを作動させながら、自分は前の穴を担当だなんて高尚なプレイも、この価格帯で実現してしまうのは、やはりTamatoysさんならではで斬新なアプローチではないでしょうか。

ちなみに前の穴と後ろの穴構造の間にある肉厚は充分で、コンセプトとしては素晴らしい可能性を秘めているだけに、樹脂に入ってしまった気泡と、そこからくる素材の脆さが残念でした。

あ、ちなみにパッケージはキレイに切って部屋の壁面に飾ってあります。 なんにせよ、今日もオナホール売り場でTamatoysさん製のオナホールのパッケージを眺めては、ニヤニヤしているせがわPでした。

今日のオナホール売り場から、Tamatoysさんのように親しみを込めていただいているパッケージが消えてしまうだなんて、今ではとても考えられません。 売り場にはなくてはならない“色”なのだと推測します。 こういうオナホールのパッケージイラスト集みたいな本がリリースされたら、きっと人気が出ると思うのですが(^^;)