バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「クリアタック」

何を隠そう、私は中高とバレーボール部でした。高校は進学校だったのでお遊び程度でしたが、中学校のチームはまあまあ強豪で、私も結構なスポーツ少女でした。思いっきり運動したあとって、身体が興奮しているんですかね。うまく寝付けない夜も多く、睡眠への導入となるから、と自分に言い訳をして夜な夜なオナニーに励んでいました。 という話をしたかったわけではなく(笑)、だからいまでも「アタック」という語を聞くとなんとなく昂るというお話です。なんといってもバレーボールの花形はアタッカーですもんね。 そこから長い時間を経て、いまはボールではなく違うものをアタックしている私です。

きれいなパープルカラーで攻撃的な印象がまったくないのに、商品名には“アタック(攻め)”の文字。

「クリちゃん昇天」!
バイブは挿入を目的としたものですが、同時にクリを刺激することで快感が2倍にも3倍にもなることは、もはや周知の事実。 ゆえに、凝ったクリバイブを搭載したバイブも山のようにあります。そんな競争率の激しいジャンルで、この子はどんな快感に導いてくれるのかな～。

なだらかな曲線を描きながらクリバイブへと続きます。これ、きっと挿入した状態でうまくクリにフィットするよう設計されているんですよね。 バイブ界の“あるある”なのが、意匠は凝りまくってるんだけど、いざ挿入してみるとクリバイブがまったく届かなかったり、おかしな角度で当たるのでクリがヘンに圧迫されたり、という現象。そんなバイブに当たったときのガッカリ感といったら、もう……。なんで実際の女性に試してもらうことのないまま、商品化しちゃったかなぁと思うのです。

クリと接する面に、小さなぽっちが出ているのがわかりますね。これが、独自の「ムービングボール」というものらしいです。小さなボール状のものが内蔵されていて、それが上下に動くというわけですね。

私がはじめて「動くボールでクリを刺激する」快感に目覚めたのは「LELO ORA」シリーズでした。見目麗しいグッズではありますが、一見何をするものなのかわからない?? こちらもやはり内蔵されたボールが縦横無尽に動き、クリを嬲りまくるのです。

まるで舌の先端を細く尖らせた状態で、なめられているかのよう。そのためには、ローションをたっぷり使う必要があります。 でも、実際には舌先よりもずっと硬質で、そのコリコリとしたさわり心地がい～いんです。それと同じ快感を味わえるのかな!? 胸がトキメキます。

ここでひとつアドバイス!
バイブ選びで太さが気になるときは、上の写真のように背面からバイブを見てください。 表にはクリバイブがついていたり、いろいろと仕掛けが施されていることが多いので、そっちに気を取られてなかなか「太さ」を感じにくいんですよ。なので、裏から見る、覚えておいていただけるとうれしいです。

左が前回紹介した「FunFactory ストロニックG」の充電器で、右が「クリアタック」のもの。お値段の差があるので、さすがにFunFactoryのほうがしっかりしたイメージですが、手軽さは変わりません。 これからマグネット式の充電器、増えていくんですかね。私としては、挿し込み式のほうが好きなんですけど。マグネット式ってなにかの拍子に外れちゃうから(←前回もいった)。
では、さっそく試してみましょう。パッケージにあるとおり「クリちゃん昇天」なるか!?

バイブを使う前には“セルフ前戯”が必要です。 ……って、このブログではしょっちゅういっているので耳タコでしょうか。 いくらよくできたバイブでも、異物は異物。十分すぎるほど「受け入れ体制」になってからの挿入でないと、痛いんです。いつまでも違和感が消えないんです。せっかくのバイブのポテンシャルを存分に体感できないのです。 あ、これチンコにもいえることですけどね。

その日試すバイブそのものでセルフ前戯をすることもありますが、形状的に無理があったり「今夜はこれ使いたい!」って気分だったりするときは、別途ローターを用意します。でも、この「クリアタック」はせっかくクリ刺激用のギミックが用意されているので、試さない理由がない! と、さっそくこの「ムービングボール」で刺激しようと思ったのです。
が。 うまく当たらない……。

角度と形状の問題でしょうね。クリトリスにフィットしてくれないのです。 まあ、それは仕方ありません。だって、そんな使用法を想定しては作られていませんから。これは、無理やり使おうとした私のほうが間違っています。

なのですが、ふと思いつきました。 これ、クリバイブも膣に挿入できちゃうんじゃない? さっそく実行に移してみました。

やってみたら大正解～。超キモチイんです!

サオ振動だけ、クリボールの動きだけ、と別々に作動させられますが、ここは同時にONしちゃう! すると、何が起きるでしょう。

クリバイブはとても短いので、膣口からちょこっとだけ入り込んだ感じです。 でも、その浅い挿入がなんだか新鮮。 さらに、ムービングボールがいい仕事してくれる!

膣口をちょこちょこくすぐり、ブルブル震わせ、最初に予想していたのより200%増しの気持ちよさです。 そのうえ、クリトリス自体にも振動刺激が届いているわけです。 角度的にクリにぴったりとフィットはしないものの、恥骨を通してバイブレーションが伝わってくるため、クリトリスがむくむく大きくなっていくのがわかります。

で、驚くことに私コレでイッてしまったんです。 だって、挿入しているのは親指ほどしかない長さのクリバイブですよ? Gスポットにもおよそ届かない小さなクリバイブ。でも、イケちゃうんですね～。女体って不思議!

その余韻も冷めやらぬうちに、さらにサオ部分を挿入してみました。……って、これが本来の使い方ですもんね。 もう膣内は充血しまくっているので、挿れた瞬間から気持ちいい。自分の締め付けの強さにびっくりしたほどです。

さらに、クリトリスは今度こそムービングボールで弄られます。 ついさっきまで、振動……しかも骨伝導ならぬ恥骨伝導で刺激されていたクリトリスです。本当はもっと強い刺激がほしい! と焦れったさがピークに達していただけに、これまたボールが触れた瞬間からメーターを振り切るぐらいのエクスタシーでした。

これはすぐイクのはもったいない。でも、一度イッてしまった身体は簡単に火が点いてしまうんです。 あれ、私ってこんなにイキやすかったけ? と思うほどあっけなく、再度のオーガズムを迎えたのでした。

この使い方、メーカーさんは想定していないと思いますが、ぜひ一度試してほしい。 バイブって、所詮は道具。これは、使い方は自分次第という意味でもあります。 気持ちよくなるために作られた道具だけど、間違った使い方をすれば苦痛になることも。反対に、工夫することで一歩上の快感を得られることもあるのです!