バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「ZALO Ichigo」

12月の声を聞くと心浮き立つような、妙に気が焦るような心持ちになります。毎年毎年経験しているはずなのに、この時期に感じるこの気持ちはなぜかいつもフレッシュです。 子どものころみたいに「クリスマスプレゼント、なんだろう?」というウキウキはありませんが、街にギフト商品が並ぶのを見るとハッピーのおすそ分けをしてもらったような感じがするせいでしょうか。アダルトグッズの世界でも、この時期はギフト目的でお買い物する人が多そうです。

今回紹介する「ZALO」はギフト系グッズの筆頭格でしょう。 今年日本に上陸したニューカマーですが、そのファンシーな存在感でメディアで引っ張りだこ! 私自身も女性向け媒体などの企画では、よく紹介していますね。だって誌面映えするもの～。

「彼女にバイブをプレゼントしたいですが、どんなものをあげればいいですか?」
これ、私がいままで最もよく訊かれた質問のひとつかも。

答えは、決まっています。具体的な商品名じゃないんです。
手渡したときに、「何コレ?」「カワイイ!」という反応を引き出すモノをプレゼントすること。

いまは一見してアダルトグッズとはわからない……というか何をするものかわからないグッズが多くあります。美顔器みたいなルックスのグッズもありますしね。 そういうものは女性の好奇心を刺激しますし、かわいいものには瞬時に引き寄せられるのが女性のサガ。「何コレ?」「カワイイ!」のどちらかを第一声として引き出せれば、大成功です。
となると、このZALOシリーズって、ベストアンサーじゃない? 私は見た瞬間、そう思いましたね。

最初は「Icigo」なのに白なの? と思いましたが、これは「バニラホワイト」というカラーなのですね。なんてスウィ～ト～～～～。 もう1色ずばり「ストロベリーピンク」もありますよ。

一見して気になるのは、ゴールドのチャームです。 このキラキラ感がいっそうファンシーな世界観を強調しています。デザイン的なお遊びというか、洒落っ気というか、そういうものだと思っていたのです、が。

へ～、よく考えられている! それにしても、挿入したら尻尾状になるファー付きのアナルバイブを連想したのは私だけはないですよね?

長さとしては女性の中指ぐらいしかないですし、全体的にとてもスマート。最大直径2.7cmといえば、抵抗感を覚える女性は少ないでしょう。それもギフト用に推せるポイントですね。

なんだかあまりにも白くて、どこまでも清純っぽくて、使うのがもったいないというか気がひけるというか……。女性のなかには、きれいなものってずっと飾っておきたくて、なかなか使わないタイプの人も少なくありません。でもバイブは飾っておいてもしょうがない。プレゼントする場合は、その夜のうちに一緒に使ってくださいね!

男性から女性に使うときも、女性ひとりで使うときも、挿入前の準備は念入りに! バイブといっても挿入だけが脳じゃない、男女とも敏感なところをくすぐるのに大いに活用してください。特にこの「Icigo」は小回りが利きますからね。

ただ、私のレビューは「挿入後」からお話させてもらいます。 だって、挿れてからのほうがダンゼン楽しいんですもん～。

クリバイブが小さめだと奥までグッと挿入しないと、クリにタッチしないことがあります。その点、「Icigo」は挿入部が短いので奥まで挿れても女性が痛くなることはあまりないでしょう。 なんなく“膣の最奥+クリトリスのW攻め”が実現するのです。

ですが、実は操作方法はシンプルです。 真ん中の「W」のような文字が、主電源+振動パターンの切り替え。あとは上のボタンが「強」、下のボタンが「弱」です。

ただ正直いうと、このボタンは使いやすいとはいえません。 ひとりで使うときは、布団のなかでモゾモゾとするので、目でボタン確認しながら操作するわけではないからです。そうなると指の腹で探りながら「えっと、このボタンが真ん中だから……」となるわけですが、これ、集中力途切れますよね～。

そこで試してほしいのが、スマホでの操作。 「Icigo」は見た目によらずハイテクバイブで、アプリをDLすればスマホがリモコンになるのです。

試しに「波型」というのを選ぶと、こんな画面に。強弱のメモリを指で上下に動かせば、無段階で振動の強さを調整できるのでとても便利。スマホをタッチで操作すれば、バイブもすぐに反応します。このリアクションのよさ、大事ですよね～。

おまけにバイブの振動自体が細やかかつクリアなので、強弱や振動パターンが切り替わったのが使っている人にも瞬時にキャッチできます。布団のなかで手探りで操作するのと比べ、何倍も快適です。

そのシーンっていうのが、なんだか面白いんです。 「バー」「社内」「砂浜」「ジャングル」にふさわしい振動パターンって、どんななの!?(笑) 実際に使ってみましたがリズミカルなのはいいとして、どこがどう「バー」で何がどう「ジャングル」なのかまったくわかりませんでした……。私は本来なら、特にリズムを刻まない、フラットな振動が好きなのです。特にイク寸前は、リズムを刻まれるとなかなかオーガズムに達せなくて困ってしまいます。

ですが、自分で自分を焦らすためにいろんなパターンをこの「Icigo」で試したところ、サオ部分とクリバイブ部分が交互に振動するパターンがイイと発見! 中が気持ちよくなって「あ～、もうちょっと……」と思ったところで振動が止まり、今度はクリバイブが震えだす。クリの先端がジーンと熱くなったところで、振動はサオに移行し…… となると、焦れったさに身悶えすること必至!

これは、指で画面を自在になぞることで振動を操作するモードです。 ほんとうに指先でチョンッ! と触れただけで、挿入したバイブも「ヴッ!」と動くんですよ。指でギザギザを描けば、それに合わせて振動もアップダウンします。この反応のよさ、感動モノでした。

「これは? じゃあ次、このパターンは?」などとキャッキャいいながらスマホで操作する彼と、そのたびにビクッと身を震わせる彼女……。なんて遊び心ある使い方が目に浮かびます。

そうそう、このバイブを使っているうちに思い出したんです。 バイブをプレゼントするときに重要なこと。 それは 「ふたりで楽しめるバイブを選ぶこと」。 と考えると、今冬のギフトとしてこの「Icigo」は外せません!