バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「プリティガール」

先日、ある取材を受けたところ、そこで用意されていたお菓子が「ホワイトロリータ」に「バームロール」に「ルマンド」に……ブルボンばっかり! ノスタルジックな気分になりました。私、おばあちゃんっ子なんですよ。おばあちゃん、よくこのお菓子買ってくれたなぁ。子どもの頃はもっとイマっぽいお菓子がいいってワガママいったけど、なんだかんだいって好きだった。そしてひさしぶりに食べると、うん、やっぱりおいしい。

ロングセラーには、愛される理由があります。そして、バイブ界にもロングセラーがいくつも存在します。毎年たくさんの新商品が発売されるのに淘汰されずに生き残っている、そんな逸品の秘密を探ります。

「これこれ、見たことある!」ですね。 売り場にいくと必ず目に入っていた超定番バイブ。だからこそ「いつでも試せる」と思って、後回しにしてました。が、ついに私のもとにやってきましたよ!

私、手にした瞬間にわかっちゃいましたよ、このバイブがロングセラーの理由。 でも、もったいつけますね。いまはまだ教えません! 恒例のバイブウォッチングを続けます。

マットな質感ながらサラッとしていて、さらにスベスベ。これは独特ですね、ほかに似た質感のバイブってあまりない気がします。

このバイブが発売されたのは、2011年だそう。 私がバイブコレクションをはじめたのは2009年前後ですが、最初はネットでしか購入しませんでした。最初は度胸がなくて、ひとりでショップになんて行けなかったんですよ～。ショップにも行けるようになったのは2010年ぐらいから。ということはずいぶん長く、ショップでお見かけしていたことになります。

乳白色のボディにうっすらと浮かび上がるパール。メイドインジャパンなバイブの、象徴的な意匠です。 私、これって案外好きなんですよ。モノによりますけどね、パールの大きさとか回転の具合とか。 近年は国内メーカーでも海外のハイデザインなバイブに影響されたものが増えていて、パールは陰に追いやられている感があります。

言わずもがな、ウサちゃんクリバイブでは耳がポイントです。刺激の具合が、それによって大きく左右されるからです。 こうして耳を引っ張ると長～～～く伸びる素材でできているものだと、振動に合わせて耳部分がしなるので、クリトリスが永久&高速往復ビンタされることになります。でも「プリティガール」のウサちゃんは、弾力がありつつ硬めの素材できています。それだとどんな刺激になるかは……後のお愉しみですね!
それではロングセラーの実力、しっかり味わいます。

手にした瞬間「売れている理由がわかる」とは、私もずいぶん大きく出たものです。 でもね、いいバイブっていうのはたいてい直感でわかるもの。最初に目にしたとき、触れたときに「どうかな～」と思ったものは、やっぱり“それなり”なのです。みなさんもバイブを購入したときは、スペックだけでなく自身の直感も重視したほうがいいですよ。

最大直径は、2.8cm。 初心者向けとして大プッシュできるサイズ感です。 それに加えて、先述したサラスベボディ。清潔感のある乳白色のカラーリング。 女性にたとえるなら、スレンダーで色白美肌なカワイコちゃん、といったところでしょうか。商品名も「プリティガール」ですしね!

たしかにインパクトには欠けるかもしれません。全体的にはすごくオーソドックスな作り。でも、どのジャンルでも長～く売れているものって、そういうものだったりしません?

セルフ前戯でたっぷり濡れていたので、ほんとうにスルッと入っていきました。まさに滑るようにして、奥まで潜り込んじゃった。 ボディの質感からして、濡れが足りない状態で挿れても、膣壁に引っかかるような感じはなさそうです。そのぐらいスベスベ! でも、それでもローションはマストでお願いします。 うるうるの膣内を、スベスベのバイブが滑るように動くのって、気持ちいいです。

一番下が主電源。上はスイングで、下は振動。 そういえばスイング系のバイブも、最近は鳴りを潜めていますね。

膣内に納めた第一印象は、「ちょうどいい」です。 大きめのバイブはゆっくり深呼吸しながら、慎重に奥に進めなければいけません。凹凸があるなど、変わった形のバイブも、挿入して動かす前には心づもりが要ります。 でもこの「プリティガール」はそうした緊張感が一切不要なんです。誰でも最初から受け入れやすくて、かつ気持ちよくなれる、そんなバイブです。

振動スイッチを挿れました。意外と、重みがあるバイブレーション! 正直、このお値段であれば軽くて粗い振動でもしょうがないと思っていたんです。だから、これはうれしい裏切りです。
膣の奥、子宮まで届きそうな確かな振動。そして、振動音がかなり静かです。最初はあまりバイブを動かさず、じーっと振動を感じてほしいです。

ではクリバイブはどうでしょう?
やや硬め素材のウサ耳と、この重い振動は、たいへん好相性。 先述したようにやわらか素材だと往復ビンタで嬲られる系の刺激ですが、 「プリティガール」のウサミミは点を狙ってぐりぐりくる…… そう! すっちー&吉田さんのネタ「乳首ドリルすな!」じゃないですが、ドリルされている感じなのです。

クリバイブが気持ちいいのですぐにイッてしまわないよう気をつけながら、スイング機能をONにしました。 あ～これこれ! という感じ。 乱暴なスイングは断固おことわりなのですが、「プリティガール」は回転速度が比較的ゆっくりしているのと、細身ボディなので、ぜんぜん違和感がない。どころか、ゆっくり膣奥をこねられているようないやらしさがあります。

これと、ピンポイントで振動を送り込んでくるクリバイブがあれば、昇天確実!
↑あくまで個人の感想です～。 でも、女性全般もかなりの高確率でイケるんじゃないかな?

ファーストバイブとして買う人が多そうだけど、長～く愛用できる1本になりそうです。これでバイブに慣れたら2本目は少し冒険してください!