バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「プリティラブ バキュームサッキングバイブレーター」

織姫と彦星にとって年に一度の逢瀬が叶うのが、きょう7月7日。子どものころは漠然とロマンチックな話だなぁと思っていましたが、大人になると「年に一度しか遭えない遠距離恋愛、しんどそう～」「でも、その夜はさぞかし盛り上がるんだろうな～」と想像を広げてしまいます。

そして年に一度だとしかデキないとなると、その間に自分の欲望とどうつき合うかがポイントですよね。牽牛織女伝説のルーツである中国でも、古代から“張り型”、つまり今でいうディルドがあったといいます。後宮に仕える宦官(タマを切除されているお役人)が、女性たちを慰めるときにそれを使っていたとか……ってことは織女だって持ってたかもしれませんよね!

同シリーズは、ちょっとひねりのあるアイテムをそろえています。一見、ふつうのバイブに見えて、ハイテク感のあるギミックが搭載されていたり、世界的にトレンドとなっている機能をいち早く取り入れてみたり。それでいてかなりお手頃感があるお値段なのがうれしいですね。

無難といえば無難、でもハズシもなさそうだから人にも勧めやすいかな……と思ったのですが、んんん、ちょっと待って!

クリバイブとはいまさら説明するまでもなく、「サオ部分の挿入時にクリトリスにフィットし、振動を送り込む小さな突起」部分のことです。作る側としては、「どうやってクリを気持ちよくするか」にポイントを起きながら設計するのでしょう。デザイン的には、ウサギやイルカといった動物の形になることもあり、“遊び”を感じられる部分でもありますね。

サオは挿入が可能な形状でないといけないので、そんなにイジれない。この部分を見て購買の決め手とすることは少ないかもしれませんが、実際に使ってみて「こんな快感が!」という驚きをもたらしてくれるのが、クリバイブという存在なのだと私は思っています。

なるほど!「ウーマナイザー」シリーズでブレイクした“クリトリス吸引機能”を、クリバイブに取り入れたってことね～～～～。
これは面白いです、期待できます。私も、初代「ウーマナイザー」を初めて使ったときは衝撃でした。ええ、最初は半信半疑だったんですよ。あんな小さな吸引口で、気持ちよくなれるのだろうか、と。でも、使った瞬間に「ああ、これこれ」と思ったものです。

初めてグッズによる吸引を経験した時と同じ、いえ、それを上回る快感を、このクリバイブはもたらしてくれるのでしょうか。しかも、今回は「挿入+クリ吸引」というダブルの攻め……これは未知の刺激となりそうです。楽しみ!

挿入する前の「セルフ前戯」を重視している私ですが、このバイブはいろいろヤリ甲斐がありそうですよ! だって、吸引できるってことはクリだけじゃなくて、乳首もイケるってことでしょ!
でもその前に、どのくらいの吸引力なのか試しておきたい!

思っていたより強い!吸引力だけでいうと、ウーマナイザーより強力です。微弱ながら振動もあるので、指の表面が少しこそばゆくなる感じ。
吸引口が広いのは、やはりいいですね。点ではなく面で吸い上げられるからです。だからこそ、「乳首も吸わせてみよう!」と思い立ったのです。

正直にお話すると、私はわりと乳首サイズが大きめ(オッパイは大きいわけじゃないのに)なんですよ。でも、この広さならイケそう……ということで、さっそく吸わせてみたわけですが。い、痛いよ!!!!

乳首を吸引口にフィットさせて、スイッチを入れたのですが、いきなりギュイン!! と乳頭が吸い込まれ驚きました。ちょ、ちょちょ……と思っているうちに、痛タタタ……となってしまったのです。
でもこれは、私が悪いんですよ。急いては事を仕損じる、ってやつです。大事な工程を飛ばしてしまっていました。すなわち、吸引系のグッズにはローションが不可欠!

これによって、吸引部と乳首とのあいだの「当たり」が滑らかになるので、痛さは感じません。ぎゅぎゅっと吸い付かれている感じ。私は吸われるより舐められるほうが好き派ですが、アクセントとしてこの刺激があるのは◎ですねぇ。乳首にこの吸引口はちょっと窮屈な感じがするものの、「吸われるのが好き!」という女性にはぜひオススメしたいプレイです。

この流れで、挿入前にクリ吸引だけ愉しめないかな、と思い立ち、角度を変え方向を変え……いろいろ試みたのですが、クリトリスにはフィットせず。挿入してはじめて、クリをキャッチする構造になっているのですね。

クリトリスをキャッチさせるためには、ぐぐっと奥まで飲み込まないといけません。慌てずゆっくり、ときどき深呼吸しながら挿入してください。で、クリトリスにピタッとくっつけます。

ここまできたら、ひとつ注意してほしいことがあります! 挿入時には、サオを振動させておいたほうが気持ちいいのですが、クリ吸引を試すときには、いったんサオの振動は切っちゃってください! じゃないと、意識が膣に集中してしまいクリトリスの感覚がボヤけます。このときは、ひたすらクリトリスに集中!!!

まずは包皮をむかずに、吸引させてみましょう。いきなり、ナマの状態で吸われると、痛いですからね。そして乳首のとき同様、ローションも忘れずに! 広めの吸引口にズズズッと吸い込まれる感じに、最初は股間全体がゾゾゾッとしました。いやなゾゾゾじゃないんですよ、未知の刺激に一瞬身体が構えてしまったのと、それでいながら期待してしまったのと。

ウーマナイザーの吸引は、わりとささやかで、すぼめた唇の先でチュッとクリトリスを吸い出される感じなのですが、こちらはさらに強烈です。 クリトリスは身体の表面に突出しているのはごく一部、その先に長い脚が伸び、膣にまとわりついているといわれます。その脚の部分まで吸い出してやる! そんな吸引力なのです。 強烈なだけの吸引なら、痛くなって終わりでしょう。でも、振動しながらの吸引、さらにリズムパターンを選ぶと吸って緩めて吸って緩めて……と緩急がつくので、痛さはなく「思いっきり吸われている!」という実感だけが残ります。

このへんまで来たら、強い刺激を求める女子は、クリトリス包皮を剥いたうえで吸い付かせてもいいでしょう。クリトリスがきゅんきゅんしているのは、膣にも伝わります。すると、自分でも知らないうちにバイブを締め付けるんですよね。 これが気持ちいいの～～～～～～～。 振動もなくピストンもない、でも膣がバイブを締め付け、その刺激によってますますクリトリスがそそり立つ……という、すてきな循環が生まれます。

私は、吸われる刺激ではイケないのですが、これ、前戯として極上! たっぷりクリ刺激を堪能した後は、膣への刺激にスイッチしました。それまでに、快感でた～っぷり潤いが引き出されていますからね、多少ワイルドなピストンでも受け止められたのです。ハードファックしたいときは、前戯に時間をかけ、どれだけ盛り上げるかが肝心、ってことですね!