バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「金爆爆」

バイブの「見た目」は非常に大事です。特に、まだバイブに慣れていない女性にとっては、恐怖心を与えないルックスのバイブを選ぶのがポイント。でもでも、見た目はかわいらしいのに意外とワイルドってパターンもあります。まあ、人間でもそうですよね。

逆もまた然り。超ゴツくて男臭いのに、繰り出すテクが以外に繊細……。見た目とプレイスタイルが一致するケースよりも、面白みがあります。本日紹介するバイブは、まさにそんなタイプ!

「金爆爆」という商品名からして、かなり強め系というか、オラオラ系というか。でも見た目はイカついのか、そうでないのかちょっと微妙……??

この大きさ、フォルムで真っ黒ボディだったら私も尻込みしたと思うんです。でもこの金ピカなゴージャスボディにまずは目を引かれたわけです。そしてディテールに目を移せば、思いのほか女性的な装飾が……?

しかしなんといっても注目すべきは、挿入部です。

よくよく見るとこのバイブ、けっこうエゲツない形をしているんですよ。かなりのビッグサイズだし、挿入部はソフトクリームみたいに旋回しているし。なのに清潔感ある透明ボディに清潔感を覚えて、つい手に取ってしまったわけです。

通常、クリバイブはバイブと一体化していますが、こちらのバイブでは太いワイヤーがむき出しになっていて、その先端にまるでピンクローターのような形のクリバイブが搭載されているわけです。

なんて斬新! しかもワイヤー部も含めるとクリバイブの長さは11センチ。どんな体型の人でもフィットできますし、クリへの押し付け具合も調整しやすいってわけですね。もう一度、サオ部分に注目しましょう。プルプルとした弾力ある質感の挿入部。

多くのバイブは先端まで芯が通っています。ここにモーターが搭載されているからなのですが、このバイブは振動用のモーターがここにはないので、こんなに曲がるのです。……え、サオが振動しないの?

ハイ、そのとおりです。このバイブは振動で膣内に刺激を与えるものではありません。 パッケージにも「スイングバイブはクソくらえ! グルグル回転爆裂バイブ!」とあるとおり、サオ部分がぐるぐる回転するのがこのバイブの持ち味。バイブ界でもトップクラスの、オラオラ系なのでした。私、受け止められるかな～。

コントローラー部分にこんなのが付いているバイブ、これも初めて見ました。いったい何のために、何を表示するというのでしょう……? 使ってみればわかりますね!

女性器は、バイブが出入りする「縦方向」の動きには慣れています。だって男性もピストン運動しますよね。でも回転の動きは……?

その答えの前に、まずはコントローラー部分の発見についてお話しましょう。先ほど疑問に思ったデジタル表示、それは「振動&回転パターン」を表示するものでした。

その回転が7パターン。そして振動するのはクリバイブだけなのですが、それが15パターンあります。はっきりいって、覚えてられないですよね!

そうでなくとも近年のバイブは振動パターンが豊富なのですが、「最初から3番目の、あのパターンがよかったな……」と思いながらも、何度もスイッチを押して切り替えるうちに、それが何番目のパターンかわからなくなる……というのは“あるある”です。そんな悩みを解消してくれるのが、このデジタル表示。画面の左側にクリバイブの振動パターン、右側にサオの回転パターンが表示されます。

これ、むちゃくちゃわかりやすいです! 超～～～親切。ほかのバイブもこの機能、いますぐにでも搭載したほうがいいよってぐらいにありがたい機能です。私、感動してしまいました。挿入する前からこのバイブへの評価が爆上げ状態だった……の、ですが。やっぱり回転は痛～い(涙

いまさらの告白になりますが、私はこれまで何度か回転タイプのバイブを使ってきましたが、そのたびに痛い思いをしてきたので、かなり苦手意識が強いのです。だから今回も、挿入にはかなりの勇気を要しました。

奥まで挿入します。スイッチを押して、「1」のモードでサオを回転させます。……あれ、動かない?
膣にがっちりホールドされていて、回転しないんですね。これもよくあるパターン。女性の締め付けの強さを甘く見積もって、設計されているようです。

そこで、ちょっと手で入り口部分を広げてみました。いわゆる「くぱぁ」です。するとその瞬間にホールドが解けてバイブが膣内で回転をはじめたのです。が、ギュルルルルル……という回転に膣ひだというひだが引き攣れてしまい、痛い、痛いよお母さん……。

回転方向を切り替えるボタンですが、その方向が切り替わるときが危険なのです。ローションをしたたるぐらいにたっぷり使うと多少は軽減されますが、「痛くない」というレベルにはほど遠いです。やはり膣は「縦方向」の動きを受け止めるための構造になっていて、「回転」は向かない。それが私の結論です。

ただ! 忘れてはいけないのが、クリバイブ。 このワイヤーを利用した構造、むちゃくちゃ評価できます! ワイヤーをぐねっと曲げれば、お花の部分をクリトリスにジャストミートできるのですから、とっても優秀。この構造もいろんなバイブに採用されるといいのにな～。

と、今回は絶賛したい機能と、やっぱり無理だった回転とのあいだで心が揺れ動きまくりで、たいへん忙しい夜となりました。でも回転は「私は、苦手」というだけで、これがお好きな方もきっといると思うんです。 「我こそは」と思う上級者女子! ぜひ挑戦してください。ただし、ローションを「多すぎかな」と思うほどたっぷり使うことは忘れずにいてください。