バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「SVAKOM KERI」

たたずまいが美しい女性、っていますよね。立ち姿、身のこなし、話し方……おしゃれな服を着る何倍も、その人を美しく見せる要素だと思います。私もそんな女性に憧れるのですが、なにぶん雑な人間なのでその道は遠そう……いえ、一生かかっても無理かも?

一方、バイブにも美しいたたずまいのバイブが存在します。ただ、いまどきフォルムが美しいだけのバイブは少なくないですから、それだけではダメ。質感(女性に例えると肌の美しさかな)や、すぐれた操作性(賢さ)、先進技術(流行にも目配りする感度の高さ)などなど総合力が高く、それゆえに凛とした美しさを醸し出しているバイブを見ると、私は「いいたたずまいだな～」と感心します。本日紹介するのも、そんな美バイブです。

土から顔を出したばかりの植物の芽のような、もしくは水面に向かって完璧なフォーム飛び込んでいく飛込み選手のような、そんな迷いのないまっすぐさを感じるフォルムです。

「SVAKOM」はシンプルデザインを持ち味とするアメリカ発のブランドで、温感バイブやタッチセンサーバイブなど常にギミックに富んだ商品を打ち出しています。商品に自信があるから保証もつけられる、ってことですから「さすが一流ブランド!」と思いますね。

つまり、バイブ全体がしなって角度を調整できるような仕掛けはないってことですが、これだけ細身だと膣内で小回りが効きそうなので、不便に感じることはないでしょう。

よって、操作方法もとてもシンプルです。 カチカチと押すたびに、振動の強さが変わり、振動リズムが変わり。 試しにスイッチを入れてみて、驚きました。超～～～～静か!!!!!

「irohaシリーズ」を初めて手にとったときも、その静音性に驚いたものですが、これはそれに匹敵するほど静かです。 これなら、ご家族がいる方でも音を気にせずに使えそう。周囲を気にしなくていい人でも、快感に集中したいのに振動音で気が散る……ということがないのは高ポイントなのではないでしょうか。それは、振動がそれだけ細やかという意味でもあるんですよね。ビリッとした痛さを感じることのない、やさしい振動。

ラブグッズに関してよく「使いすぎるとアソコがバカになりませんか?」と質問されることがあります。一部の電マのような、ただただ強くて粗い振動を受け続けると、麻痺したような感覚になりますよね。これを頻繁にくり返すと、たしかに「バカになる」といった状態に陥りそうです。 が、この「スヴァコム ケリ」のようなデリケートな振動なら、その心配はまずありません。心置きなく、使っちゃいましょう!

振動を生み出すモーターは、このバイブの頭部に搭載されています。 手で握っている部分にも振動が伝わってくるので最初は「手がしびれるのでは?」と心配しましたが、先述したように振動が細やかですので、使用中に不都合は特に感じませんでした。

さて、このバイブを手にしたら、まずは挿入前の時間をたっぷり愉しんでいただきたいのです。 これ一本あれば、「愛撫」のバリエーションが増える!

こうすると乳首やおへそ周り、背中あたりを繊細に攻めることができますね。ええ、セルフ前戯にも変化をつけられますが、パートナーを愛撫するときにもめっちゃ使えるんですよ。先端の最大直径は2.2cmと細いので、お尻の割れ目に侵入してアナルを振動刺激……なんてことも可能! いままでアナル攻めに抵抗があったパートナーも、これなら受け入れてくれるかもしれません。

先端がなだらかな丘のようにふっくら盛り上がっているので、当たり具合がい～い感じなんです。その場で、クルクル小さな円を描くように動かすと、さらにエロティック。乳首やアナルなど繊細な場所を愛撫するには、ローションたっぷりめでね!

女子 → 男子への愛撫にも、じゃんじゃん活用してほしいです。 エステティシャンよろしく、美容機器を使うような気分で彼の身体を癒やしてあげて!

この状態で先端を両足のあいだに挟むようにすると、ちょうどクリトリスにタッチ! やわらかいお肉に包んじゃうと、振動音はほぼ気になりません。アダルト動画などを見ながらセルフ前戯するとなると、静かなのはほんとにありがたいですよね。

割れ目に添って往復したり、「アリの門渡り」といわれる会陰部分まで愛撫したり、デリケートゾーンを自在に動きまわってくれるのも、この細いボディならでは。自分で自分をたっぷり焦らしてください。 こうして時間をかけたほうが、クリイキのときスパークできますからね。でも気持ちよくなって入り口がほぐれてくると、ツルンっと中に入っちゃいそう……。

ああ、もう待てない! セルフ焦らしにも限界があります。 最後は先端部をぎゅーーーーっとクリに押し当てて、昇天! そして、その余韻にひたることもないまま、一気に挿入!

……あれ、物足りない??? 最初はそう感じました。この細さですからね～。しかも、クリイキしてぼわ～んとしている膣内では、短い時間ながらそう感じたのです。

そこで私は、挿入角度を変えてみました。 膣の上壁、すなわちおなか側の壁に当たるような角度にしたのです。そう、Gスポット狙いですね。

すると途端に膣壁が充血し、きゅーっと締まっていくのが自分でもよくわかります。 女性の膣内はとても柔軟で、感じていればそのサイズに合わせて締まりますから、挿入物の太さは関係ないんですよね。その状態で、さらに先端をGスポットにぎゅうぎゅう押し当てます。

先ほどクリイキしたときもそうですが、強く押し当てても痛くないのは、ひとえに振動が繊細だからです。 おまけに細身なので、いつもよりバイブをかき回す手の動きが大胆に! その激しい動きに今度は脳が刺激されて、興奮度は最高潮に達し……。

デリケートな振動のバイブだけに、身体に一切の負担なくイクことができました。 その後は吸い込まれるように、穏やかな眠りに落ちていき、朝までぐっすり眠れましたよ。