バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「クレイジーノッカー」

え～っと、今年に入って試した「ピストンバイブ」って何本だっけ……? と思い返してみてもすぐには数えられないほど。それだけ市場において質、数ともに充実してきたということですね。

女性たちはそんなにピストンバイブを求めているのか? 私の答えは、うーん、「人によって」ですね。曖昧でゴメンナサイ。どっちかというと、男性たちが作りたがっているという気もします。伸び縮みするタイプにしろ、電磁石の反発で突きを再現するにしろ、いろいろギミックを工夫できるジャンルなので、バイブクリエイター魂を刺激するのでしょう。

でも、そうやって選択肢が広がる状況は女性にとっても大歓迎! それを面白がるかどうか、手にとるかどうかの選択も女性にあるわけですから、私たちのハートをつかむピストンバイブ、どんどん増えてほしいですね!

今回試すのは、そんなピストンバイブのなかでも攻めまくっている一本! 名前がもうスゴイですよね。 どんなクレイジーなノックを膣奥にあびせてくれるのか、見せてもらおうじゃありませんか。

最近主流の、シンプル&スタイリッシュ系バイブに見えます。スマートだし、ワイルドな雰囲気はまったく感じられない……。

これは、電磁石を内蔵していて、その反発によって鉄製のバーがタテに運動することで、突きを再現するタイプです。 ハイテク技術が詰め込まれているため、手に取るとちょっとした重みを感じます。 そのうえ、サオの先端とクリバイブにモーターが搭載されています。なのに、こんなにスマートに仕上がっているって驚き!

この場合、重さってそんなに気にならないんですよね。 いえ、むしろ私は好感を覚えます。軽いバイブはえてして、振動が粗くなりがちだからです。 振動がブレるので、触れたときビリッと感じることもしばしば。だから重みがあると、むしろ信頼感が芽生えるのです。

とはいえ、サオとクリバイブとが狭い角度なので、フィット感はよさそうです。 え～っと、ピストン運動と、2カ所搭載されたモーターと、クリバイブと……このバイブ、チェックポイント多いですね!

これだけいろんなギミックが用意されていて、1万円を切るお値段というのはなかなかお得かもしれません……が! すべてのギミックが功を奏しているかどうかは実際に使ってみないとわかりません。

今回はもういきなり、ピストンの話からいたしましょう。 まず手にとってスイッチをONにし、その動きを確認したのですが……ピストン、早ッ!

思わず目がまんまるになりました。 技術的なことは私にはよくわかりませんが、伸縮式のピストンバイブは速度に限界があるらしく、思ったよりのんびり伸び縮みします。どちらかというと、伸縮の幅が重視される傾向にあると思います。

電磁石の反発を利用するタイプだと、たとえばこのブームの先駆け的存在「FunFactory ストロングトイ アインス」なんかも、かなり速いです。……が、このバイブはそれを上回るスピード。まさに、クレイジー!!

え～、こんなに早く突かれて、私のアソコ大丈夫かしら? という思いがちょっと頭をよぎりましたが、早い=乱暴とはかぎりません。

で、挿入してみたわけですが、ピストンがあまりに速い&力強いため、放っておくと膣から抜け出てしまうんです。 おっと、これは大変……と手でバイブをぐっとつかんで、再び膣内に押し込む……でもその力に反発して逃げていこうとするバイブ……さらに強い力で押しこむ……という、ちょっとした格闘のような時間を過ごしたわけですが、結果的にこれがイイんですよ!

自分の手で押しこむ+バイブのピストン運動のダブルの動作によって、ポルチオがヒートアップ! 実際に突かれているわけではないので、その刺激は「突き」という乱暴なものではなく、まさしく「ノックされている」感じになるんです。突き刺さる心配はナシなので、「奥が痛い」という女性も安心してくださいね。

しかも、その先端は振動しているわけですからね。この刺激は、新しい! (振動をOFFにして、ピストンだけを愉しむこともできます)

さらに、クリバイブの振動が加わります。 サイズを気にしていた私ですが、挿入してみたところまったく問題なし。 人によっては角度を調整する必要があるかと思いますが、ピタッとクリにフィットしている様子から、「気持ちよくしてやるぞー!」という気概を感じました。 ここにもモーターが搭載されているから、振動の強さは申し分ないです。

膣奥で感じる振動とピストン、クリで感じる振動。 私の好きな刺激、全部載せ状態で、頭がおかしくならないわけがないんです。

挿入して早々からイク寸前になり、その状態が長～く続き、やっとオーガズムを迎えるときの、頭真っ白感!
絶頂の後の朦朧とした頭で、「クレイジーノッカー」って、狂ったようにノックするバイブではなく、ノックで狂わせてくれるバイブなんだ、と気づいた次第です。