バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「MOMOTARO 2」

最近、某携帯電話会社のCMが好きです。金太郎、浦島太郎、桃太郎。個人的な好みは「浦ちゃん」なんですけどね～、無邪気でちょっとおバカっぽいところが。でも、同じ「桃」の字を持つ者同士、「桃ちゃん」も気になります。

私は「桃」というフルーツにエロスを感じます。そのフォルムといい、皮を覆う淡い産毛といい、そのやわらかさといい、あふれ出す汁気といい、甘みのなかに青さのある味といい。ずぶずぶなぐらい柔らかくしてから食べるのが、特に好きです。あ～、早く桃の季節にならないかな。桃ちゃんと桃に思いを馳せながら、今夜手に取ったバイブは……

パッケージにお顔が～。 ひと昔前は、木彫り人形風の顔があしらわれたバイブは主流でしたが、いまは見ないですよね。 パッケージとはいえ、こんなかわいい顔があるとなるとなんだか親しみがわきます。
でも、桃太郎って勇ましい名前だけど、この子はちょっと弱そうだよねw

シリコン素材を使っていてこの値段って、かなりのコスパです。 肌で触れた感じも、すべすべさらさらで、いかにもシリコン。 高級バイブにも引けをとらない心地よさです。

内部構造も非常に単純で、モーターが搭載されているのは、クリバイブのみ。 サオ部分はその振動が伝わってくることで、一緒にブルブルする、という仕組みですね。

サオの上部は、柔らかさを感じさせながらも、弾力がしっかりとあります。 やわらかいだけだと、挿入しにくいんですよね。 男性のペニスもフニャの状態だと入らないでしょ? それと同じです。

一時期は充電式ばかり試していましたが、最近、電池式のバイブを手にする機会が再び増えています。電池式には電池式の利便性がありますよね。 でも、使いきっていない電池が増えていくのだけは困ったなぁと思っています。 使い切るには、バイブといえどかなりの時間を要します。 買うときに、電池のアリ/ナシを選べたらいいのに、と長年思っているのですが、実現はむずかしいのですね。と、ちょっと不満を口にしつつも準備が整ったので……。

最近は、ギミック色が強いバイブを試すことが多かったので、このシンプルさに心がやすらぎます。やっぱり仕掛けが多いほど、使用前は身構えるんですよね。「あれも試そう、これも試さなきゃ」って。それも愉しい時間なのですが、ときには頭を空っぽにして挿入を味わいたくなります。
この「MOMOTARO(モモタロ)2」、挿入がとてもスムーズで、するりと入ります。

「このバイブ、ずーっと挿れていられる!」と思いました。 挿れているときの違和感がほんとうに少ないんです。 挿入時に違和感を感じても徐々に慣れてきて……というパターンは多いですが、最初から違和感ないわ、挿れておけばおくほど粘膜となじむわ、自分とバイブが一体化してしまうような感じです。

私は、膣内で存在感を発揮するバイブも好きです。 挿れていると、中がギチギチでいっぱいになる感じ。 サイズだけの問題ではなく、素材や形状にもよるのでしょうが、そうして自分の身体にあいた穴が満たされていく感覚は、格別です。

でも、「MOMOTARO(モモタロ)2」のように違和感なくずーっと挿れているのまたイイものですね。 激しい刺激は求めず、まったり愉しみたい夜にはこういうバイブがいいのかも。 ……と思ったのですが、さすがは桃太郎の名を拝借しただけのことはあります。 おとなしいだけではないんですよね～。 さっきは、「弱そう」なんていってゴメンナサイ。

日本人女性の膣の長さは8～10cmといわれているので、挿入部10cmのこのバイブは奥までぐっと挿し込んでもポルチオを圧迫することなく、すんなり収まります。 そうすると、クリバイブがい～い感じにフィットしてくれるんですよね! サオよりも、モーターがあるクリバイブのほうが、振動をダイレクトに感じます。

クリ派で、「中も開発したいからバイブも使ってみようかな」と思っている女性には、このバイブを強くオススメしますね。 いきなり中をビシビシ攻めるわけではないので、安心してトライできます。

もーほんとシンプル! これで振動が強すぎて、「こんな強いの無理、弱くして!」って感じだと、振動1パターンは困るのですが、適度な強さの場合は大歓迎です。

クリバイブの当たり具合をよくするために角度を微調整していると、中のサオの角度も変わります。 さきほど書いたような、膣内でギチギチになるバイブだとそんなに感じないのですが、「MOMOTARO2」は小ぶりなので角度の違いをはっきりと感じます。これがいいんです! 私は奥が好きですが、ただずんずん突けばイクというわけではなく、大事なのは角度。 ちょっと上方(おなか側)のほうが感じやすいらしく、ここにジャストミートするとオーガズムまっしぐらです。

さらに、クリバイブがい～い感じのところに当たると、これはもう…………限界です。 自分ではコントロールできない状態になり、一気にイッてしまいました。 いまのは、クリイキなの? 中イキなの? それとも両方? 自分でもよくわかりません。

せっかく「ずっと挿れていられるバイブ」なんだから、もっと長時間かけてじっくり愉しもうと思っていたのに、あ～あ、残念。 バイブコレクターともあろう者が(←自分でいうw)、こんなにあっけなくイッてしまうなんて、ちょっぴり恥ずかしいです。

何度か使っているうちに、「80%ぐらいの快感に抑えておく」ための角度(クリバイブ、サオともに)をつかめるようになるでしょう。 そうすると、自分で自分を寸止めしながら長く快感に浸っていられるはず!
シンプルながら、そんな探究心も刺激してくれる桃太郎クンでした。