バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ「ROMP JAZZ」

アイリス・アプフェルという女性をご存知でしょうか。ニューヨーク在住のインテリアデザイナーで、御年99歳! そのファッションがすてきで、世界中の女性、しかも幅広い年齢層の女性から熱い視線が注がれています。彼女の出で立ちをひと言でいうなら、カラフル&ハッピーなんです! 私はファッションには疎い人間ですが、全身から発せられる"陽"の感じがとても好きで、Instagramなどでチェックしています。

年齢を重ねると「自分にはこの色が似合う」というのがわかってきて、それは悪いことではないんだけど、つい守りに入りがちにもなります。アイリスのカラフルな装いは「自分はこう」という決めつけがないし、さらに常に自身を刷新していると感じます。それは、人生を愉しむことにほかならないなぁ、と。今回紹介するバイブブランドも、とにかくカラフル! "陽"の雰囲気です。

友だちとも会えないし、映画館など好きな場所に出かけるにも緊張感が伴い、どうにも鬱屈としがちな昨今。
なんだか風景までグレーがかって見えますが、そこに明るい光が差し込んできた! 陽気なカラーリングがまぶしいよ☆

今年上陸してきたばかりのROMP(ロンプ)は、「すべての人々にセクシャルな喜びを届けること」をコンセプトに掲げる、ドイツ発の新進ブランド。私は最初から期待しまくっています!
なぜなら吸引系グッズの先駆者・ウーマナイザーや、カップル向けバイブの代表格・We-Vibeの姉妹ブランドだから。

ウーマナイザーは、流線的なフォルムとシックな色合いが持ち味で。
We-Vibeは、どこか近未来感のあるデザインが持ち味で。
末の妹であるROMPは、見てのとおりのビビットカラーが持ち味!
ROMPという語には、「大はしゃぎ」「おてんば」という意味があるそうです。

吸引系、バイブ、電マなど、全9アイテムがラインナップされていて、価格帯はお手軽。
グッズ初心者女子の目に止まりやすい、手に取りやすい。私も、推しやすいです!コンプリートしたくなるような、魅力的なアイテムがそろっています。

サイズ的には、ミドル級。オーソドックスな形のよさって、多くの人にとって使いやすいという点に尽きると思います。
合う合わないは、どんなバイブにもあります。
でも、最大公約数的な使いやすさってあると思うんですよ。しかもそれは、世界的にもわりと共通してます。
"ラビットバイブ"ともいわれる、この形。サオがスッっと伸びていて、クリバイブがニュッと生えている。

先端が細く、根本に向けて徐々に太くなっていくタイプが最も挿入しやすいのは間違いないです。
が、この先端の丸っこさは◎。腟口に押し当ててグリグリと軽～く圧をかけていくと、いつのまにかスルッと入っていく感じになると思います。

私は充電ケーブル、どれがどのブランドのものかわからなくなることが多いですが、この黄色は唯一無二。
ひと目見てわかる個性って、便利さにもるながるのね～。

コントローラー部分は、Rompブランドで共通した設計のようです。ボタンが1つのモデルと、2つのモデルとがあって、JAZZは2つ。
主電源は押すとカチッとした手応えがありますが、振動切替のボタンにはそれがなく、押すときの力加減がややむずかしい感があるものの、じきに慣れます。

このバイブについて言いたいのは、「挿入感が特別」ってこと。
いきなり挿れた後の話をしますが、その前にはセルフ前戯をしっかりしてくださいね。
挿れた瞬間、快感に全身を貫かれました。
最弱モードの振動でも、手でピストンしなくても、よくわかんないけど気持ちいい!

なぜだろう……? と考えてみたんです。
その結果、サオの湾曲がいい仕事をしているんではないかという結論に至りました。

横から見ると、ゆるやかに湾曲しているのがわかります。
腟奥に向かってまっすぐ挿入すると、先端は、腟のお腹側をズズズッと引っかくような感じになります。これが、ハッとするほど気持ちいいんです。

角度が大きいと、引っかくのではなく圧迫する感じになって、それはちょっと違うかなぁ。
このJAZZは、角度、当たり具合がちょうどいい。
そのうえ、手で角度を変えて調整できる余地もある……それが私の身体に、絶妙にマッチしたんじゃないか、と。

振動は重めでブレがなく、浅く挿れてもしっかり腟全体を震わせてくれます。

腟内はそんなに敏感な器官ではないので、このぐらいの凹凸は感知できないものです。
が、この気持ちよさに関係しているとしか思えない。そのぐらい、「普通のバイブと違う」感があるのです。

もしかすると、凹凸は刺激のアクセントを目的としたものじゃないのかもしれない。
振動が、効率的に広がるよう設計されたものなのかもしれない……。
これが正解かどうかはわかりませんが、その可能性は十分あると思います。

はじめてのバイブとして推したい。
そう思うと同時に、「バイブ使ったことあるけどイマイチだった」という女性も、このバイブで仕切り直しにもいいんじゃないかと思うのです。もちろん、派手色好きの女性にも!

実は裏面が取説になっています。こうした「オマケ」的なものがかわいいって、うきうきしますね。
ROMP、ほかにもいろいろ使ってみたいです。