バイブコレクター桃子の大人のおもちゃレポ 「ZINI Bloom Cherry blossom」

今夏、同窓会がありました。私は田舎を離れて生きているので、高校卒業以来、顔を合わせる人もたくさんいました。お互いいろいろ、本ッ当～にいろいろ変わっていると思うのですが、見た瞬間に「あ、●●ちゃん!」「△△くん」とすぐにわかるものですね。そして、すぐに時間が巻き戻って、昔と同じテンションで会話できます。
本日紹介するのは、まるで同窓会気分で再会したブランドです。

ZINIは韓国のブランドですが、私が以前に使ったのは「DONUT」というアイテムで、その名のとおりドーナツのように真ん中に穴があいた円状のローターでした。
2013年ごろだったかな。遊び心たっぷりで、さらに使いみちの幅も広いので、ずいぶん遊びました。

それから「ROAE」というバイブレーター。
取っ手部分にあるコントローラーが使用中にも見やすくて、重宝したのを覚えています。

スタンダード路線ではなく、ちょっとしたギミックを施すのが得意なブランドという印象でした。

「チェリーブロッサム」という名がついていますが、まだつぼみのような形状。
ブランドによっては、すべてのモデルがスタイリッシュだったり、すべてのモデルがかわいい路線だったりしますが、ZINIはシリーズごとに雰囲気をがらりと変えるブランドのようですね。

ここがやわらか～いんです。
指で軽く押しつぶせるくらいなのですが、これはふんわりやわらかいソフトシリコンを、薄いハードシリコンでコーティングすることで実現したモチモチ感だそうです。
海外のバイブというと、硬質なものが主流です。欧米発のものは、総じて硬め。強いていうなら、FunFactoryがややソフトかな。

これは前戯のとき活躍しそう!
私は、いちばん最初にはまったのが「エロティックラバーズ」なくらいですから、モチモチとかプニプニとかそんなふうに形容される素材が好み。
irohaシリーズもぷにぷにしたものが多いので、気に入っています。
こういうのが支持されているのって、日本だけなのかな? と思っていたら、ZINIで出会えてうれしい!

おひさしぶりのZINI、しっかり愉しませてくれるでしょうか?

しっかり充電、と書いたわりに、気が急いてしまって、途中で充電ケーブルを引っこ抜いてしまいました。
で、ワクワクしながら使いはじめたら、20分ほどで振動が止まってしまい……。
やっぱりフル充電にしとかなきゃダメですね!
説明書によると、約3時間でフル充電になって、1～2時間連続しようできるそうです。

基本的には+で振動強度がアップして、ーでダウンするという理解で大丈夫そうです。
主電源を入れたときは、4段階目の強さになっているんだって。
人によっては強いと感じると思うので、ーボタンを押して最弱モードにしてから使ってください。

最初から期待値が高かった、あの曲線。
デリケートゾーンにバイブ全体を当てるようにして使ってみてください。下着の上からでもいいですよ。
そうするとクリからお尻の穴までが一気に刺激できるという、すばらしいフォルム。
オカズを愉しみながらじーっと当てておくだけで、時間があっという間に過ぎます!

でも、先述した“窪み”を試さないものもったいない。
ここで用意してほしいのが、ローションです。そんなに大量には要りません。ちょうど窪みを満たすぐらいの量を注ぎます。

そのあとは、筆を使うようにして、つぼみ部分を気持ちいいところに滑らせていきます。
これまで、曲線部分を押し当てることでゆるゆると快感を貪っていたところに、ピンポイントの刺激が加わると、これはもう陥落寸前。
すぐにイカず長く愉しみたいときは、気をしっかり持ちましょう(笑)。じゃなくて、自分で当てる強さや角度を調節してみましょう。

曲線&ソフトな先端があまりにいい仕事をするので、「今夜はセルフ前戯だけでいいや」とも思ったんですよ。
それで十分満足する夜も、ありますよね?
でも、このやわらかい先端、挿れると気持ちよさそうなんですよね～。
ちょっとだけ……と思って入り口に押し当ててみたら、ツルッと奥まで入ってしまいました。

このフォルム、すごく挿れやすいです。しかも、曲線がここでもいい仕事をしてくれます。
膣は、お腹側のほうが敏感だといわれています。背中側をごりごりされると、違和感を覚える人も多いんじゃないでしょうか。
(だから私、背面座位とか背面騎乗位とかニガテ派です!)

それがこの、ゆるく弓なりに反ったバイブだと、手で抜き差しするたびに、適切にお腹側だけを刺激してくれるんですよ。
テク要らずで、“かゆい所に手が届く”的な快感が実現しちゃうのです。
おまけに当たりがソフトなので、多少ワイルドに抜き差ししても痛くなりにくいというのもうれしいポイント。
これまた、すぐに絶頂に達するというよりは、ゆるゆると長く愉しめる快感です。

最初に見たとき「ZINIのわりにはシンプル」と思いましたが、細かいところに技巧が凝らされているんですね。ほかのモデルも使ってみたくなりました!