三尾やよいのディルド一本勝負! 「鬼イカセディルド 五連カリ責め」

商品名とパッケージが見るからにヤバそうで、その期待値からビニールを引きちぎって開けてしまったアダルトグッズがある。真っ黒なパッケージ、男臭い荒々しい「鬼」の文字、目のチカチカする赤と白と黒のコントラスト、どう見ても「異物」感漂う形状……。

兼ねてから気になっていた、ヤバイ形状が特徴のKMPの「鬼イカせシリーズ」。悪魔の産物としか思えないフォルムの電マ、黒光りするローター、そしてこの「鬼イカセディルド 五連カリ責め」。メーカーコメントを読んでみると、

とあったが、未知の快感ってなんだ!? 毒食らわば皿まで精神の私はいても勃ってもいられない。 なにかしでかしてくれそうな、どぎついパッケージとディルドの形状。期待にクリが膨らむ。

ちなみに、この写真に写りこんでいるのは私ではなく、パッケージのデザインだ。

イカしたキャッチコピー、「イカせろ!」が映える。

「逞しさと凛々しさを感じさせるブラックカラー」 「五連になったカリが膣内やアナルを刺激します」 「堂々たる『鬼』の刻印入り」 「本体と一体型の吸盤で吸着力もバツグン!」
……こんなに真面目に商品説明が書かれたディルドは珍しい。

パッケージから出してみると、かなりごつい外観だが、もちろん普通のシリコン製で柔らかい。

はたからみると固いプラスチックのパーツのようにも見えるが、ちゃんと曲がる。

握ってみると、そのでかさが身に染みる。写真に撮ると真っ黒で背景に溶け込んでしまう。 ニオイは、鼻に近づけて思いっきり深呼吸しないと分からないくらい。

今回はかなり大物なので、滑りの良いローションを亀頭に少量垂らして挿入。ゴリッと大きなカリが引っかかる感覚がする。「うっ、半分しか入らない! だって大きいもん!!」と思いながらピストンしてみると……な、なんだこの感覚は。 引くたびに「ひっ」「うっ」と声が漏れて、太ももがゾクゾクする感覚。これが五連カリ責めだ!!!

奥まで挿れたときのガンガン中に当てられる気持ち良さもあるし、引いたときに中で引っかかるときの感覚もめちゃめちゃ気持ちいい。 「入らない～」といいながら、いつしか根元の「鬼」の文字が見えなくなるまで奥に入っていた。

奥まで挿入して、4段目のカリで挿入口の快感を楽しんでいたが、せっかくカリがたくさんあるのだから、カリすべてを楽しもうと思う。

1段目から4段目のカリまですべて膣口に擦れるように、大きくピストンをしてみる。引くときにゴリゴリゴリッと膣内をカリで引っ掛けられていくのが分かる。こんな感覚、手マンでも、本物のちんこでも体験できない。やっぱり、オモチャの良さはこういうところにある。

ところで、オモチャ界でよく言われていることで「カリの大きさとか正直そんなに変わらない」という説がある。確かに、「カリが売り!」と謳う商品も、ナカに入ってしまえばただの棒なのであんまり恩恵を受けられずにいたが、これは太く長い上にカリが大きくて、その存在感を充分に感じることができる。

ツルツルと滑ることなく、ナカでカリの「違和感」がする。これは殿堂入りの名ディルド、と言ってもいいのではないか。

吸盤もかなり強力で、床や壁にピッタリ貼りつく。でも、強力吸盤の商品って、固定できるのはいいけれど、剥がれにくいのが困りもの……、と思っていたら、ちょっと感動した部分が、この吸盤のピロッて部分。

ここを引っ張れば、苦労せずに強力な吸盤がはがれる。この心遣いに感動。継ぎ目なしシームレスで、余計な筋の模様などもないのでツルリと掃除できる。 でも「鬼」の部分に汚れとか水がたまってしまうのがちょっと邪魔かな。文字は無くても良いですね。

久々に名器に出会ってしまい、「あぁ、また挿れたいなぁ」と思いを馳せる。 アダルトグッズの醍醐味をすべて詰め込んだようなアイテム。

カリを5つ持つ男性に会ったことのない、すべての人にオススメ。 家なんかではなく、ラブホでローターと2つ使いして「ああぁー!!」と絶叫したくなる気持ち良さ。これで2000円を切るなんて……同じものを電動バイブで作ったら1万円以上しそう。シリコン製のディルドだからこそ実現できた、特殊な形状と良心的な価格。お値打ち品!