チクニールのアナルファクトリー 「アネロス クラシック」と「アネロス シン」の比較

こんにちは、チクニールです。今回はアネロスのノーマルバージョンとシリコンバージョンの違いについてそれぞれを比較しながらご紹介したいと思います。アネロスには二種類の素材のものがあります。

左)アネロス ユーホー・シン、右)アネロス ユーホー・クラシック。今回はこの「ユーホークラシック」と「ユーホーシン」で比較してみたいと思います。 同じ形状ですが、得られるドライオーガズムはそれぞれ別物です。

最もスタンダードで、多くの方に支持されているモデル。
素材は医療用非多孔性プラスチック。表面は若干ザラついており、ツルツルしていません。
これがローションの乗りを良くして、直腸内でも安定した動きを見せます。プラスチックなのでシリコン系ローションも使用可能。

硬いため、前立腺のポジションへ持っていきやすく、PC筋での制御がしやすいです。いま前立腺に当っている!　刺激されている!　という感が強く、初心者ならコツを掴むのにベストなモデルです。
万が一汚物がついても臭いも付かず、ゴシゴシ石鹸で擦って洗えます。これからアネロスを始めるなら、クラシックモデルで間違いないでしょう。

シリコン製 or シリコンコーティング。
少し固めの消しゴムのような柔らかさで、表面はツルツルに仕上げられている。
柔らかいので挿入時・挿入後の負担が少なく、初心者向けとも言えますが、これからドライオーガズムを始めよう!　という人には、この柔らかさが逆にネックになる場合があります。

シリコン製のアナルグッズはローションとの相性も良くアナルに入れやすいですが、硬い素材のようにアナル内での存在感が低いため、前立腺にあたっている!　刺激されている!　という感覚は感じにくいです。
またシリコン系のローションとは相性が良くないため、基本的に水溶性ローションが対応となります。

クラシックに比べお値段もワンランク上の「シン」ですが、最も上級者に人気があるのが、この「シン」なのです。
ある程度ドライオーガズムを制御できるレベルになると、長時間ドライオーガズムを楽しむようになります。
そうすると、どうしても前立腺が敏感になり、硬いプラスチックのアネロスでも前立腺をグイーっと押しこむような痛みや不快感に襲われたりします。 それを改善したのが、「シン」シリーズです。

「クラシック」は、ドライに入った瞬間がわかりやすく、ツーンと勢いよく全身に広がるドライオーガズムを楽しめます。PC筋に力をいれて制御しやすく、確実にドライの波を全神経に届けてくれます。

「シン」は、クラシックほどの瞬発力はないですが、しばらくしてから出力される非常に粘り強さのあるドライオーガズム。
素材の硬さや、コーティングはドライオーガズムの質に直接影響します。硬ければよりシャープな快感に、柔らかければよりソフトな快感になるのです。

ソフトな素材が生み出す自然で優しく広がるドライオーガズムは感動的とすら言えます。この柔らかくスベスベの表面が全てを語ります。
「柔らかい素材」ということはイコール「優しい挿入感」です。
ということは、肛門内でのドライの感じ方も優しい(ソフト)なため、刺激が感じにくいのです。

以前もお話しましたが、ドライオーガズムは電気信号です。
この電気信号に例えると、シリコン製で柔らかい素材の「シン」の信号は微弱ということになります。
しかし、この微弱な信号は、しっかり増幅させてコンバートすれば、非常に良質な信号に変化して、よりピュアなドライオーガズムへと導きます。

そのためには受信側である前立腺の感度をより上げ、微弱な信号をキャッチするために、ドライの周波数を合わせなければなりません。 ある人にとっては、最寄り局のラジオのように当然のように受信できたりしますが、またある人にとっては、異国の短波ラジオのように受信しにくく、かすれて感じにくいものになるのです。 前立腺の感度を上げて、微弱な電波も受信できるよう開発するのが大切です。

クラシックシリーズでも良質なドライオーガズムは得られますが、乳首も開発して、前立腺をモリモリ敏感に開発済みの方には、クラシックの硬さに疲れてしまうことがあると思います。
ドライオーガズムイは感じすぎても駄目だし、感じなさすぎても駄目という何ともデリケートなものです。
クラシックは硬いぶん感じやすいですが、前立腺との感覚的な距離感が近すぎて、感度が良すぎるため、快感が空転してしまうことがあります。この十分にパワーは感じているのに、前立腺の感度が上がらず空転するという感覚がオーガズムの天辺を感じさせてしまい、それ以上の快感が得られにくくなります。開発済みで感度が高ければ、ドライオーガズムを感じるのに、そこまで高出力さは必要ないのです。

「シン」のソフトさは、天辺を感じさせない出力感なので、ドライオーガズムの領域も自然と広がり、余裕が大きく生まれます。
前立腺の感度を上げまくったハイエンドユーザーは、是非「シン」をおすすめします。

アネロスの脚と言われるアバットメント。これがないと、アネロスはしっかりと機能しません。
アバットメントが挿入後のアネロスの動きを文字通り大きく左右します。飛行機で言えば尾翼に相当すると言えます。

主翼と尾翼でバランスを取る飛行機と同じく、アネロスの本体も重要ですが、アバットメントがないと上手くバランスを取ることができません。玉の下部分に、アバットメントがしっかり固定されることで、アネロス本体の形状を十分に活かすことができ、前立腺を安定して刺激ができるのです。
このアバットメント、クラシックは本体と同じ硬いプラスチックですが、「シン」はと言うと、当然シリコン製なのですが、まさかの芯がありません。

このように芯はなく柔軟性があります。

このあえての柔軟に曲がることで、本体の動きを阻害せず、自由に動きまわるようにしているポイントなのです。

基本的にこのアバットメントがアネロスの脚であり、動きを"支える"重要な部位になります。

数々の前立腺グッズが登場していますが、脚部分にこんなにも柔軟性を持たせているモデルは、アネロスの「シン」だけです。 逆にこんなに柔らかくて、本体を支えきれるの? と一見疑問に思いますが、本家アネロスがこのような柔らかいアバットメントを採用しているのは、それでも問題ないからなのでしょう。 むしろ前例のない柔らかさのアバットメントにはそれなりの理由があると思います。

アバットメントが柔らかいということは、アネロスの動きをアバットメントでガチガチに固定しないで、ある程度自由に動かしてやろうよ!　ということなのだと思います。 柔らかいですが、フニャフニャというわけでもありません。

直腸内での動きを制限せず、自由に動き回ってもらうことで、よりよい前立腺のポイントへ持っていきやすく、ドライ時に発生する直腸内の動きを無駄にせず、むしろそれを活かせることができます。
ドライオーガズムは実にわがままで、ちょっとでも余計な刺激を与えたり、自然な直腸内の動きに逆らったりすると、ドライオーガズムの波が消えてしまうことがあります。
この嵐のようなドライオーガズムの大波を、スムーズに乗りこなすために、あえて柔らかくして、波に乗りやすく設計してあります。

この柔らかいアバットメントは、直腸やPC筋によるアネロスの動きを十分に活かしてくれます。
アネロスは直腸に馴染んでくると、直腸の動きや、PC筋の力に敏感になります。
ウネるような快感がアナルから全身に広がるドライオーガズムは、全てこの直腸内での動きにかかっています。

人間の身体は常に動いています。 ピタッと止まっていても、人は呼吸しているし、身体内部は何かしらの臓器が動いている以上、当然直腸内も動きがあります。
そのためアバットメントがないと、意識しないでも、本体が上下ひっくり返って回転してしまったり、前立腺ポイントを通過して更に奥まで入り込んでしまったりしてしまいます。
そのようにならないようしっかり正しい向きを保っているための部分がアバットメントです。まさにアネロスの脚です。

形は同じでも、素材が異なり、感じ方も大きく異る、このクラシックと「シン」。ソフト素材を甘く見てはいけません!
単に柔らかいだけだと思ったら大間違いです。下半身にゾクゾクと広がる快感を更に深くゆっくり感じたい方、そんな極上のひとときを過ごすのに最適なアネロスです。